ジョン・ブラックバーンは、当欄のようなジャンル小説の書評枠では少々扱いにくい小説家だ。基本的には手練れのスリラー作家だが、作品によっては現実離れした(空想科学的もしくは怪奇幻想的な)アイデアが重要な役割をはたしているものもある。しかし、その要素が実際にSFと言えるか、あるいは見せかけであって現実的に種明かしがあるのか、読み終えるまでわからない場合が多々あるのだ。つまり、「この作品はSF」と言った
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ジョン・ブラックバーンは、当欄のようなジャンル小説の書評枠では少々扱いにくい小説家だ。基本的には手練れのスリラー作家だが、作品によっては現実離れした(空想科学的もしくは怪奇幻想的な)アイデアが重要な役割をはたしているものもある。しかし、その要素が実際にSFと言えるか、あるいは見せかけであって現実的に種明かしがあるのか、読み終えるまでわからない場合が多々あるのだ。つまり、「この作品はSF」と言った