日本は青山、宇佐美、川又に代表初ゴールが生まれた。

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 国際親善試合の日本対ウズベキスタン戦は3月31日、東京スタジアムで行なわれ、日本が後半に4得点のゴールラッシュで5-1と大勝した。

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 日本のスタメンはGK川島永嗣、最終ラインは右から内田篤人、昌子源、森重真人、酒井高徳と並び、ボランチは今野泰幸、青山敏弘のコンビに。トップ下には香川真司が入り、3トップは右から本田圭佑、岡崎慎司、乾貴士という顔ぶれとなった。
 
 日本はチュニジア戦同様、立ち上がりからアグレッシブな守備で主導権を握る。6分にはCKのこぼれ球を青山が豪快にミドルで叩き込み先制点を奪った。青山は代表初ゴール。
 
 さらに8分には乾がGKを強襲するシュートを放つなど、日本は序盤から流れを掴む。10分、右サイドから中央に切れ込んだ本田の強烈なシュートは、GKの正面を突いた。
 
 しかし、その後は自陣に引いてカウンターを狙うウズベキスタンの守備をなかなか崩せず、膠着した展開に。30分にはフリーでヘディングシュートを許すなど危ない場面も見られた。
 
 さらに42分にはFKからピンチを迎える。ラシドフの鋭いキックがトゥフタフジャエフの頭を捉える。しかし、ここはシュートを打ち切れず事なきを得た。
 
 日本は45分にリスタートから決定機を作り出す。本田が素早くスペースへボールを出すと、これに反応した香川が抜け出して右足でシュート。しかし、これはGKの正面を突き、ゴールはならなかった。結局1-0のままスコアは動かず、日本が1点をリードして前半を折り返した。
 
 後半、日本は今野に代えて水本、内田に代えて太田を投入してスタート。水本はボランチとして起用された。
 
 立ち上がりこそウズベキスタンに攻勢を許した日本だが54分、カウンターから乾が左サイドを抜け出すと、その突破は阻まれたものの、こぼれ球を太田が狙い澄ましたクロス。これを岡崎がヘッドで合わせ、ゴールネットを揺らした。岡崎の2試合連続弾で日本が2-0とリードを広げる。
 
 日本は63分に、乾に代えて宇佐美を投入。直後の64分には惜しくも合わなかったものの、左サイドから岡崎へのクロスで見せ場を作る。
 
 その後、日本は香川に代えて柴崎、本田に代えて大迫を投入。すると80分、日本はカウンターから前掛かりになったウズベキスタンの後方を突いて抜け出した柴崎が、センターサークル付近からロングシュート。これが決まって日本はリードを3点に広げる。
 
 直後にウズベキスタンのトゥフタフジャエフに1点を返された日本だが、83分には宇佐美に代表初ゴールが生まれる。ペナルティエリア手前でボールを受けると、敵に囲まれながらも鮮やかにドリブルでかわし、強烈なシュートをゴール左に叩き込む。このゴールで日本は再び3点差とした。
 
 日本はさらに90分、CKの流れから途中出場の川又が代表初ゴールとなる5点目を奪う。その後はウズベキスタンに得点を許さず5-1でタイムアップ。後半は新戦力が結果を出した日本。ハリルホジッチ新体制は2連勝と上々のスタートを切った。