太陽光で発電し街なかでスマホの充電が可能なスマートベンチ「Soofa」

もはや生活に欠かせなくなった人も多いと思われるスマートフォンや携帯電話ですが、肝心のバッテリーがなくなってしまっては無用の長物で、ネットにつながっていないことに得も言われぬ不安をおぼえるもの。いつでも充電できるようにモバイルバッテリーを持ち運ぶという手段が有効ですが、アメリカ・ボストン市内では太陽光発電した電気を蓄えておき、必要に応じてUSBポートからスマートフォンを充電できるスマートベンチ「Soofa」の設置が進められようとしています。
http://www.soofa.co/
The Bench of the Future Could Charge Your Smartphone
https://www.yahoo.com/tech/the-bench-of-the-future-could-charge-your-smartphone-89096683264.html
この充電可能なベンチ「Soofa」を開発したのはMITメディアラボからスピンアウトしたスタートアップ企業で、3名の女性によって立ち上げられたChanging Environmentsです。リッチター氏は「重要なのは、私たちは『ハードウェアの世界にいる女性』というとても珍しい存在であるということです。女性にもこのような試みを起こせること、そしてスタートアップ企業を立ち上がれれるということを女の子に見てもらい、勇気づけたいのです」と語っています。

リッチター氏は同時に、「現代の私たちはいつもスマートフォン片手に走り回っているので、常にバッテリーが十分な状態でお互いの人びとがつながっているということが重要です」という現代特有の状況をもとに、「私たちの世代のために、街を現代的にアップデートしたかったのです」とSoofaを開発した目的を語ります。

Soofaには騒音センサーと大気センサーが内蔵され、常に周囲の状況をモニタリング。得られた情報はsoofa.coに表示されるマップ上に反映され、ベンチ周辺の天候や気温、騒音レベルや空気のクリーンレベルや、そしてもちろん充電ポートの空き状況などを確認することが可能になっています。
ボストン在住の人は誰でも自由に無料でSoofaを利用して充電することが可能となっており、上記サイトでも各ベンチが活用されている様子をうかがうことができます。

現在のところ、Soofaを利用するためには各自で充電ケーブルを持参する必要がありますが、今後はQi(チー)のようなワイヤレス給電への対応も検討されているとのこと。これが実現すると、バッテリーが切れそうになった時の「駆け込み寺」的な使い方が本格的に実現されるものと期待されています。
Soofaの価格は1台あたり3000ドル(約30万円)で、製品にはChanging Environmentsによる25年間の製品保証がつけられています。同社ではサステナブルなエネルギー供給手法、そして空気環境状態のモニタリング性能が評価されて各地方自治体への導入が進むことを期待しているとのこと。同社ではボストン以外でも充電ベンチ「Soofa」の設置を検討しており、すでにサンノゼ、カリフォルニア州、そしてニューヨークとの交渉を進めています。
また、同社ではSoofaが単なる「スマートベンチ」にとどまることなく、市民に冷たい飲み水を提供する冷水機や、新たに街にやってきた人がコミュニティに溶けこむための場であったり、あるいは友人との待ち合わせ場所としての役割を期待しているとのこと。そのために、各Soofaにはそれぞれの名前がつけられており、「じゃぁLISAで会いましょうね」といった使い方が想定されています。

公式サイトでは、今後設置されるSoofaの名称を募集中。メールアドレスと自分が考えた名称、そしてその理由をフォームに入力して応募することが可能になっています。

また、同サイト内ではSoofaを設置するためのリクエストも受付中となっています。
