ウェアラブルの元祖といえばスパイでしょ!

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『007』のジェームズ・ボンドや『ミッション・インポッシブル』のイーサン・ハントが駆使するガジェットは、スパイ映画の醍醐味のひとつ。歴史上で最も多くのウェアラブルツールを生み出し、発展させてきた職業はスパイかもしれない。スパイのプロ「国際スパイ博物館」が選ぶ、ウェアラブルの傑作たちを紹介!(雑誌『WIRED』VOL.10より転載)

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“Q”が007にさまざまなガジェットをつくったように、CIAやKGBもアイデアとテクノロジーを駆使して驚くべきツールを生み出してきた。ウェアラブルが普及したら、スパイはどのように使うだろう? スパイのことなら世界一、「国際スパイ博物館」が選ぶスパイ・ウェアラブルの過去の名作に、そのヒントを探してみよう。

グローブ銃GLOVE PISTOL(上写真)

第二次世界大戦時、アメリカ海軍情報局(ONI)が開発。手袋を相手の体に押し込み、その圧力でプランジャーが押されて発砲する仕組みになっている。攻撃前もあともハンズフリーなのが長所。

国際スパイ博物館THE INTERNATIONAL SPY MUSEUM

市民が知る機会の少ない「スパイ」の歴史を広め、現代におけるその役割について考えることを目的に2002年、ワシントンDCにオープンした。


毒銃傘(ブルガリア傘)BULGARIAN UMBRELLA

傘のシャフトに毒入りの弾丸が仕込まれ、傘で相手を突くと弾が発射するようになっている。名前は1978年、ロンドンの路上でブルガリアの反体制派ゲオルギー・マルコフが暗殺された際に使用されたことにちなむ。


隠しリングCONCEALMENT RING

A4約1ページ分の文書や写真を、ピリオド大の大きさに縮小できる暗号技術マイクロドット。諜報活動で得たデータを、ソ連KGBの工作員が本部にわたすためにつくられ、1960年代に使用された。


リップ型ピストルLIPSTICK PISTOL

KGBで、冷戦中の1965年前後に使われた女性スパイ用4.5mm口径の単発銃。「Kiss of Death(死の接吻:ユダが最後の晩餐でイエスにささげたキスが由来で、裏切りを意味する)」と呼ばれた。


毒カプセルメガネEYEGLASSES WITH PILLS

敵に捕まったスパイが、自白してしまう前に自らの命を絶つためにつくられた。考えるフリをしてメガネのテンプルをかじると、毒を服用できる。1970年代後半に米CIAで使用されていた。


腕時計型カメラWRISTWATCH CAMERA

時間を確認するのを装って撮影できるため、秘密の会合の隠し撮りなどに適していた。ファインダーがないため、フィルムに収めらているかどうかは運任せだったという。1949年ごろにドイツで製造された。

雑誌『WIRED』VOL.10
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