お盆の帰省で姑から「泊まるなら食費を少し入れてほしい」と言われました。義実家へ宿泊する場合、お金を渡すのがマナーなのでしょうか?
義実家へ泊まるときの費用負担はどう考える?
義実家に泊まる際、必ず現金を渡さなければならないというマナーはありません。家族を迎えることを楽しみにしており、お金を受け取らない家庭もあります。
株式会社ベネッセコーポレーション(岡山市)が運営する「たまひよ」が、2025年2月に実施した156人を対象に行ったアンケートによると、実家や義実家に子どもと数泊する場合、現金を「渡さない」と答えた人が77.6%でした。「渡す」と答えた人は7.7%にとどまっています。
ただし、現金を渡さない人も、何もしないとはかぎりません。同アンケートでは、1000~3000円程度の菓子折りを持参する、買い物代を支払う、外食に招待するといった形で感謝を示すといった回答があります。
そのため、「現金を渡さないのが普通」「請求するのは非常識」と一方的に判断するのは避けたほうがよいでしょう。帰省を迎える側の家計状況や、これまでの家族間の習慣によって考え方は異なるため、まずは義実家の事情を確認することが大切です。
姑から食費を求められたときはどう対応する?
姑から食費を求められた場合は、まず夫に相談しましょう。義実家とのお金の話は、実の子どもである夫から確認してもらうほうが、角が立ちにくいためです。
夫には「払いたくない」と伝えるのではなく、「何日分として、いくらくらいを考えているのか確認してほしい」と頼むとよいでしょう。単なる食材費の一部なのか、光熱費や寝具の準備まで含めているのかによって、妥当と感じる金額は変わるためです。
例えば、夫婦と子ども2人で3泊し、朝食や夕食を毎日用意してもらう場合、義実家の食費が普段より増えることは避けられません。また、近年は食品価格も変動しているため、姑が負担を感じている可能性もあります。
一方で、帰省の交通費が高額だったり、外食代をこちらが負担したりする場合は、その事情も夫から伝えてもらいましょう。どちらか一方だけが我慢するのではなく、帰省全体にかかる費用を見ながら調整することが大切です。
帰省時の義実家に渡す金額はどう決める?
帰省時に食費として現金を渡す場合、全国共通の相場はありません。滞在日数、人数、用意してもらう食事の回数を基準に、双方が納得できる金額を決めます。
例えば、夫婦2人で1泊するだけであれば、3000円程度の手土産や夕食の食材を持参する方法でも感謝を示せます。家族4人で数日泊まり、多くの食事を用意してもらう場合は、滞在日数や人数に応じて金額を調整するとよいでしょう。
ただし、あくまで家計に無理のない範囲で決めることが大切です。
現金を渡すことに抵抗がある場合は、「夕食はこちらで買っていきます」「一日は外食にして、こちらが支払います」と提案するのも一案です。これなら姑の負担を具体的に減らせるうえ、現金以外の形で感謝を示すことができます。
渡すタイミングは、帰省した日の早い段階が分かりやすいです。「食事の準備も大変だと思うので、少しですが使ってください」と夫婦から渡せば、感謝の気持ちも伝わるでしょう。
帰省時の費用負担は家族で話し合おう
義実家に泊まる際、お金を渡すことは必須のマナーではありません。ただし、姑から食費の負担を求められた場合は、義実家側に何らかの事情があると考え、まずは夫を通じて金額や理由を確認することが大切です。
費用の負担方法は、現金を渡すことだけではありません。食材を持参したり、外食代を負担したり、滞在を短くしたりするといった方法も考えられます。
毎年帰省する予定の場合は、その都度どちらかが我慢するのではなく、今後も続けられるルールを夫婦と義実家で決めておくと安心です。お互いの負担が偏らない形を選ぶことで、今後のお盆も気持ちよく帰省しやすくなるでしょう。
出典
株式会社ベネッセコーポレーション たまひよ 自分の実家や義実家に滞在する時、宿泊費として現金を渡す? 渡さない?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

