◆米大リーグ ドジャース6―2マリナーズ(30日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース佐々木朗希投手(24)が30日(日本時間31日)、本拠地・マリナーズ戦に先発し、5回1/3を投げ、5安打2失点、7奪三振3四球の内容で、今季5勝目を挙げた。最速は101・5マイル(約163・4キロ)。6回には「足のけいれん」のアクシデントにも見舞われ、2点を失ったが、力投でチームを4カード連続勝ち越しに導いた。大谷翔平投手(32)は左膝痛で欠場したが、ロバーツ監督は31日(同8月1日)の本拠地・Rソックス戦に「1番・DH」で復帰することを明言した。

 朗希が気迫の剛速球でねじ伏せた。5回先頭、昨季60発で本塁打王に輝いたローリーとの勝負。カウント2―2から高々と足を上げると、「はっ!」と力を込めて投じた100マイル(約160・9キロ)の直球で、空振り三振を奪った。強打者から2打席連続の三振。5回1/3を投げ、5安打2失点、7奪三振。今季5勝目を挙げ、「5回まではボールも良かったし、ラッシングもすごく良いリードをしてくれて、その要求に応えて良いピッチングができた」とうなずいた。

 6回にはアクシデントにも見舞われた。先頭ヤングの三塁打の後、アロザレーナには左翼へ適時二塁打で失点。突如暗転し、1死満塁とすると、ローリーに押し出し四球を与え無念の降板となった。本人は“異変”について語らなかったが、ロバーツ監督は「足がつったと後になって知った。ふくらはぎだったと思う」と証言。朗希自身も「もちろん良くはなかったので反省しなきゃいけない」と悔しさをにじませた。それでもマウンドを降りると、本拠地ファンからは総立ちで出迎えられた。

 先発陣は大谷を欠く状況が続くものの、エースの山本や好調ロブレスキを筆頭に安定。スネル、グラスノーの復帰も目前だ。開幕からローテの一角を担う24歳は「先発で使ってもらっているので、先発としてチームの力になりたい気持ちはある。ポストシーズンはまた別ものだと思うので、今は与えられている仕事を精いっぱいやりたい」と、頼もしく話した。

 後半戦最初の本拠地登板で上々のスタートを切り、チームも4カード連続勝ち越しとなった。日に日に成長する右腕には、ロバーツ監督も「まるで別人のような投手になっている。明らかに自信がついている。以前のような迷いや不安がなくなった」と絶賛した。朗希も「試合の準備以外にフォームについて考える時間が徐々に減ってるのが、後半に来て体調含めて良くなってきている要因かな」と充実感を口にした。勝負の2年目に挑む右腕が、着実に階段を上っている。(竹内 夏紀)