今回のワールドカップでは1試合しか出場できなかった久保。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 優勝を目標に北中米ワールドカップに臨んだ日本代表は、1勝2分けの2位でグループステージを突破した。だが、ラウンド32で強豪ブラジルに逆転負け。またしても決勝トーナメント初勝利を逃した。

 オランダとの初戦で左膝を負傷し、復帰できないまま敗戦を迎えた久保建英は翌日の取材で、次のW杯について、「4年ありますけど、実力的に言ったら今回選ばれた選手たちがたぶんこのまま残っていくんだろうな」と口にした。

 また、25歳の自身より下の世代の台頭について質問をすると、「もちろん伸びてきてほしいですけど、現状だと、4年後に僕の下の世代が何人もワールドカップメンバーに入っているかと言われたら、ここからいま入っているメンバーが急激に衰えない限りは同じメンバーなんじゃないですかね。いまはすごくレベルが高いですし、それに割って入れるほどの選手がまだいるとは思えない」と本音を述べた。
 
 これは、東京五輪世代より下の世代が伸びてきていないという警鐘でもある。10代の時から日本代表に選ばれ続けてきた選手だけに、その言葉には重みがある。

 続けて、「二年後、三年後、今いる代表の選手たちを押しのけて入ってくる選手が現れるならば、それは今まででよりもチームが強くなっているということだと思うので、そういう意味ではそうなるべきだと思う」と期待も込めたが、現状ではその可能性は低いと考えているようだ。

 一方で、大本命のフランスに2−0で完勝して決勝に進んだスペインは、ともに19歳のFWラミネ・ヤマルとDFパウ・クバルシがそれぞれ攻撃と守備の要として君臨している。

 東京五輪世代が30歳前後になる4年後、優勝を目指すのであれば、23歳のクバルシを攻略し、同じく23歳のヤマルを食い止めなければならない。そう考えると、久保のコメントが恐ろしく思えてくる。予測を裏切るような選手が出てこなければ、世界のトップオブトップには対抗できないだろう。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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