YouTubeチャンネル「ゆっくり遺産の探検隊」が、「【観光客がマジでいない】誰もが知るあの「超有名観光都市」が衰退…観光客から拒絶されてゴーストタウン化が止まらない都市の現状を探る【ゆっくり解説】」を公開した。かつて「東洋のハワイ」として新婚旅行客で賑わった鹿児島県指宿市を取り上げ、駅前商店街が衰退した背景と、再生に向けた新たな取り組みについて解説している。

動画では、全国有数の温泉街として知られる指宿市の玄関口、JR指宿駅前の「指宿中央通商店街」の現状を紹介。最盛期には60店舗以上が営業し、立派なアーケードも設置されていたが、老朽化により順次撤去され、現在は約20店舗に激減しているという。

衰退の要因として、動画は大きく2つの背景を提示している。1つ目は「住む人の減少」である。1950年をピークに人口減少が続き、10代から30代の若年層の流出と高齢化が進行。これに伴い、後継者不足で閉店を余儀なくされる老舗も少なくない。また、住民の減少は地元の足を担うJR指宿枕崎線の利用者減にも直結しており、2024年度の赤字は約4億9,200万円に上ることが指摘された。

2つ目の要因は「観光客が駅前を通らなくなったこと」である。かつては列車で訪れた観光客が駅から旅館まで歩いて移動していたため、商店街は活気に満ちていた。しかし現在では、車やレンタカーを利用して目的地へ直接向かう効率重視のスタイルが定着。温泉地そのものは人気を維持していても、駅前の人通りが減少したと解説している。

一方で、衰退に歯止めをかけるべく、新たな試みも始まっている。毎月第3日曜日に開催される「朝市」や、スマートフォンゲーム「ポケモンGO」と連携したイーブイのマンホール(ポケふた)の設置など、若い世代や新たな観光客を呼び込むための施策だ。時代とともに変化する観光の形と、それに適応しようとする地方都市のリアルな姿を学べる内容となっている。