フランスの絶対エース、エムバペ。準決勝のスペイン戦では不発に終わった。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 因縁は、まだ終わっていなかった。現地7月14日に北中米ワールドカップの準決勝でフランスがスペインに敗れた直後、あるSNSの投稿が再び物議を醸している。

 フランスメディア『RMC SPORT』は、パラグアイのセレステ・アマリージャ上院議員が、フランスの敗戦を嘲笑する投稿をしたと報じた。同議員は、大会中にキリアン・エムバペに対して人種差別的な発言をし、騒動を巻き起こしていた人物だ。

 記事によると、フランスのスペイン戦後にアマリージャ議員は自身のXを更新。「Espagne2, France0」という簡潔なメッセージと共に、彼女の気持ちを露骨に表現したようなGIF画像を添えたという。

 エムバペとアマリージャ議員の対立は、決勝トーナメント1回戦、フランスがパラグアイに1−0で勝利した試合に端を発する。アマリージャ議員は、試合後のエムバペの振る舞いに激怒し、人種差別的な暴言を浴びせたことで批判を浴びた。

 この発言に対し、エムバペ本人が反論したほか、フランスのエマニュエル・マクロン大統領、国連、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長、さらにはパラグアイ政府首脳までもがエムバペへの支持を表明する事態に発展した。
 
 フランスの検察当局がアマリージャ議員に対する捜査を開始すると、同議員はさらに態度を硬化。エムバペを名誉毀損と性差別的暴力で訴えると脅迫してきた。

「彼女によれば(たとえそれがほぼ不可能だとしても)、キリアン・エムバペがパラグアイへ引き渡される可能性さえあるという。この法的な件に新たな展開はなかったものの、決勝進出の目前でフランスが敗れたことで、メディア上ではアマリージャ氏が最後の言葉を残したのかもしれない」

 そう記した同メディアは、皮肉を込めて「しかし、パラグアイの上院議員の意向にかかわらず、アルビロハ(パラグアイ代表の愛称)の戦績に何の変化も生じないだろう。そして、人々は彼女の代表チームの美しいプレーよりも、この新たな卑劣な発言の方を記憶に留めることになるだろう」と締めくくった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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