阪神・森下翔太が自身初の右方向決勝弾!昨季の23本にもう到達 勝利打点も佐藤輝明に並んだ11度目
◇セ・リーグ 阪神5―2中日(2026年7月14日 バンテリンドーム)
広い甲子園でなければ、左翼に引っ張れるボールだけを待つ必要はない。「甲子園に比べたら、どこもホームランを打つにはチャンスな球場」。そう語る虎のホームランキングのバットが、この夜は初回から火を噴いた。
「上がりすぎかなと思いましたけど、結果的にホームランになったので良かった」
1ボールから中日・マラーの150キロ外角高め直球をフルスイングした打球は、鮮やかな放物線を描きながら右中間のホームランウイング席へ飛び込んだ。昨季マークしたキャリアハイの23本に、今季はまだ球宴前のチーム80試合目で到達。本塁打量産の秘訣(ひけつ)を「毎日、映像を見て微調整を続けている」と話す男が、カード別最多9本目のアーチをバンテリンドームに架け、次打者・佐藤輝の連弾を呼んだ。
この試合のインパクトこそ2発4打点の佐藤輝に譲ったが、最も価値のある勝利打点は森下。今季11度目で、先輩と並んだ。本塁打を量産をする上でキーポイントの一つに挙げるのが「中堅から右翼方向への長打」。今年はWBC日本代表にも選出され、本大会中のフリー打撃では右方向へ意図して長打を打ち続けるベネズエラ代表のアクーニャ(ブレーブス)も参考材料として脳裏に刻みつけた。通算72発のうち、わずか4本目となる中堅から逆方向への“レアアーチ”。右方向へのV弾はキャリア4年目で初となった。
「今年は最初からキャリアハイはクリアする数字ではあると当たり前に思って過ごしていた。キャリアタイに思うところは何もないですけど、オールスターまで、もっともっと打てれば」。キングを独走する男は、まだ何にも満足していない。(石崎 祥平)
○…初回に3番・森下と4番・佐藤輝が本塁打競演。2人のアベック弾は6月28日の広島戦以来通算15度目。2者連発は25年8月29日の巨人戦8回以来4度目。12日のヤクルト戦では7回に佐藤輝と大山が2者連発しており、2試合連続で2者連発が出たのは、15年6月27日DeNA戦8回と、28日同戦4回に福留→ゴメスのコンビで記録して以来11年ぶり。
○…チームはこの日の3本で今季バンテリンドーム12本塁打目。08年の12本に並ぶ同球場のシーズン最多本塁打とした。

