iPhoneにはFirefoxやChromeなどのサードパーティー製ウェブブラウザをインストールできますが、App Storeで配布されているすべてのブラウザはWebKitをベースにしたもので、iPhone版FirefoxにはFirefox用拡張機能をインストールすることができません。「Reynard」はFirefoxと同じGeckoをベースに開発されているiOS向けブラウザで、Firefox用の拡張機能をインストールして実行することもできます。ReynardはApp Storeでは配布されておらずインストール手順が特殊なので、手順を詳しくまとめてみました。

GitHub - minh-ton/reynard-browser: An experimental Gecko-based web browser for iOS 13+. · GitHub

https://github.com/minh-ton/reynard-browser

ReynardをiPhoneにインストールするには野良アプリのサイドローディングが可能な「SideStore」をあらかじめ導入しておく必要があります。SideStoreの導入手順は以下の記事で詳しく解説しています。なお、SideStoreもReynardもAppleの公証を得ていないアプリなのでセキュリティーには注意してください。

脱獄不要&Mac不要でiPhoneに野良アプリをインストールできる「SideStore」の導入手順まとめ - GIGAZINE



SideStoreの導入が完了したら以下のリンクをタップしてReynardのプロジェクトページを開きます。

GitHub - minh-ton/reynard-browser: An experimental Gecko-based web browser for iOS 13+. · GitHub

https://github.com/minh-ton/reynard-browser

「AltStore or SideStore (iOS 17+)」の欄にある「click here」をタップ。



「Open in SideStore」をタップ。



「開く」をタップ。



SideStoreが開いたら「FREE」をタップ。



「Add Source」をタップ。



もう一度「FREE」をタップ。



「SideStoreでは1週間に最大10個までしかアプリをインストールできない」という通知が表示されます。「Keep App Extensions(Use Main Profile)」をタップすればOK。



インストールが完了するまで待ちます。



プログレスバーが消えて「FREE」と表示されたらインストール完了です。



ホーム画面にReynardのアプリアイコンが追加されているのでタップして起動します。



これがReynardの初期画面です。白紙のホーム画面とアドレスバーと各種メニューボタンが表示されたシンプルな画面です。



アドレスバーにURL以外の語句を入力するとGoogle検索できます。試しに「YouTube」と入力してReturnキーをタップ。



「YouTube」の検索結果が表示されました。



YouTubeで問題なく動画を再生可能。



ユーザーエージェント確認サイトにアクセスすると、Android版Firefoxとして認識されていました。また、言語は英語として認識されています。



言語設定が英語になっているので、YouTubeなどの英語版の存在するサイトでは英語で表示されます。YouTubeの場合はYouTube内の設定を変更することで日本語表示に切り替えられます。



Reynardの大きな特徴はAndroid版Firefox用の拡張機能をインストールできるという点です。拡張機能をインストールするには画面下部の赤枠で囲ったボタンをタップ。



「Settings」をタップしてから「Add-ons」をタップ。



「Discover Add-ons」をタップ。



Firefox用アドオンのストアページが表示されました。



試しに翻訳アドオンのTWPをインストールしてみます。アドオン配布ページを開いて「Add to Firefox」をタップ。



青色の「Add」をタップするとインストールできます。今回はプライベートブラウジング中にも使えるように「Allow in Private Browsing」を有効にしてから「Add」をタップしました。



インストールに成功するとTWPの設定画面が表示されます。



拡張機能のインターフェースの言語を日本語に切り替えて「適用」をタップ。さらに、ページの翻訳先言語も日本語に設定しておきます。



英語のページを開いてみると、画面上部にTWPの翻訳ボタンが表示されました。「翻訳」をタップ。



しっかり日本語に翻訳できました。



手動で拡張機能メニューを表示するには、アドレスバー左端のボタンをタップ。



「Manage Add-ons」をタップ。



この画面から各種拡張機能を実行することができます。



ReynardではほかにもuBlock Originなどの拡張機能をインストール可能。



ただし、インストールはできても動作しない拡張機能もあります。今回試した拡張機能ではSingleFileが動作しませんでした。



インストール自体はできるのですが、ページを保存しようとすると失敗してしまいました。