ゴーゴーカレーの看板

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1日、ゴーゴーカレーが新たなメニューとトッピングを発表した。小サイズのカレーに複数のトッピングを盛り込んだミックスコンボカレー、期間限定商品を含む複数の新作トッピングに加え、ロースカツなどの複数のトッピングをパッケージ化した新メニューを2種類発売した。

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カレーのソースだけ、もしくはトッピングだけ販売するというのは、これまでもさまざまなカレー店で展開されてきたのだが、複数のトッピング類を1つのセットとして販売する手法は、CoCo壱番屋(以下ココイチ)が昨年の12月に始めている。「トッピングセットのトッピング」としてカレーソースを用意するなど、カレーライスの副菜として用意されてきたトッピングを主役に格上げし、従来の商品に新しい価値を付与しようとしている。

カレーチェーン店がカレー以外の分野に注力するという、これまでにない動きを見せているのだが、その背景には従来の顧客層とは違う、新たな顧客の開拓というミッションがあるのかもしれない。4月に発表されたココイチの決算では、客単価が上昇している一方で、客数の減少も明かされた。物価高は飲食業界全体がぶつかる壁だが、特にココイチへの風当たりは強く、国民食の高級化は反発を含めた客離れを引き起こしている。

ゴーゴーカレーも、毎年5月5日に実施しているお得なキャンペーン「ゴーゴーバースデー」の規模を年々縮小している。1杯500円でのカレー提供がなくなったのに続き、制度が変わったトッピングサービス券の配布枚数は5枚つづりを維持。ロースカツ5枚分のチケットが、2.5枚分になっている。外部から招へいした社長がさまざまな施策を打っている中ではあるが、こちらでも物価高の影響を示唆させるような動きが続いている。

一方で、双方ともトッピングに対する人気は根強い。特にココイチはカスタマイズメニューの豊富さが人気を博しており、テレビ番組やYouTubeなどでも「ココイチトッピングランキング」のような企画が行われているのを時折見かける。特定のトッピングに対するファンができるというのは、ラーメン店や牛丼店ではあまり見かけない現象であり、強みを伸ばすための戦略を始めたともいえるだろう。

20歳以上であれば、揚げ物を持ち帰って「家飲み」のおつまみとして楽しむことも可能だ。カレー店を居酒屋感覚で利用することは難しいが、今後このような商品展開が業界全体に波及すれば、カレー店のトッピングと共にお酒を楽しむという、新たなスタイルが今後確立されるかもしれない。

文/池田聖人 内外タイムス編集部