人気ドラマの撮影所で観光客が没入型体験 中国・西安市

【新華社西安6月10日】中国でこのところ、伝統演劇「秦腔(しんこう)」の名優がたどる波乱の人生を描いたテレビドラマ「主角(主役)」が評判となっている。撮影が行われた陝西省西安市長安区にある西影風雷年代影視基地基地には大勢の観光客が訪れ、ドラマに登場した建物や街並みで記念写真を撮り、没入体験を味わっている。
撮影所の前身は1960年代に操業を開始した計器工場。かつて中国初の原子爆弾開発のために計器を提供していた。2006年に閉鎖されたが、建物などの保存状態は良好だった。映画制作グループの西部電影集団と工業分野の国有資産の管理など手がける西安工業投資集団が24年から工場跡地で撮影所の建設を開始した。制作チームには映画やドラマの撮影に必要なサポートをワンストップで提供し、文化・観光産業との融合を積極的に進め、廃工場を生まれ変わらせた。

今では撮影所を訪れた観光客が、伝統的な衣装のレンタルやドラマ体験館の見学、登場人物と同じ装いをしたスタッフとの「共演」などを楽しめるようになっている。映画・ドラマ撮影と没入型体験、文化・観光消費を組み合わせた複合業態が形成され、撮影所は秦腔文化の継承・発展と文化・ビジネス・観光を深く融合させる新たな存在となりつつある。














