海南省三亜市の社区(コミュニティー)高齢者デーケアセンター。(資料写真、海口=新華社配信)

 【新華社海口6月10日】中国海南省民政庁の李浩(り・こう)副庁長はこのほど、同省では今後、県・郷・村の3段階からなる高齢者介護サービスネットワークの構築を加速させていくと述べた。県レベルの総合高齢者介護サービス情報プラットフォーム、郷・鎮(街道)の地域高齢者介護サービスセンター、村(社区=コミュニティー)のコミュニティー高齢者介護サービスステーションが定められたスケジュール通りに完成、稼働し、適正に運営されるよう確実に保証する。

 高齢化に対応するため、同省はセーフティネットによる保障、産業の高度化、人材育成などの面から多くの措置を打ち出している。引き続き高齢者介護サービス消費券(クーポン)や長期ケア保険などの政策を活用し、訪問介護、食事・入浴介助、デーケアなどのサービスを推進していく一方で、「世界的長寿の島」「健康の島」としての強みも生かしていく。李氏は、同省が長期滞在型高齢者介護サービスの基準と監督管理メカニズムを整備し、質の高い長期滞在型高齢者介護サービス施設やシルバー観光の優良ルートを構築すると説明した。

海南省三亜市の高齢者介護センターで中国将棋を指す高齢者。(資料写真、海口=新華社配信)

 また、「高齢者介護、健康、文化・観光、長期滞在」の深い融合を推進し、全力で国内一流の長期滞在型高齢者介護目的地を構築していく方針を示した。

 同省はまた、市場の活力を引き出すため、高齢者介護サービス施設の公設民営管理弁法(規則)を打ち出し、不動産管理会社、家事サービス仲介業者、医療機関など多様な事業者の高齢者介護サービスへの参入を支援し、公平で規範的、安全で秩序ある市場環境を構築している。

 高齢者介護サービスの鍵となる人材確保のため、同省はすでに介護スタッフへの奨励金・補助金政策を打ち出しており、介護が必要な高齢者をケアする介護職、長期間安定的に従事するスタッフに重点的な傾斜配分を行っている。(記者/王存福)