DeNA・筒香嘉智(撮影=萩原孝弘)

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 華麗な先制パンチで一気に中日を寄り切ったDeNA。打線に勢いをもたらしたのは、帰ってきたキャプテン・筒香嘉智のバットだった。

 無死1-3塁のチャンスで打席に立った筒香は、中日先発・中西の投じたフォークを1鮮やかにセンター前へ。この一打が導火線となり、打線は初回から一挙5得点の猛攻。主将の一振りが、チームに勝利を手繰り寄せた。

 7回の打席でもレフト前ヒットを放ち、マルチヒットをマーク。お立ち台にも登った筒香は「今日の先発島田がホーム初登板ということで初勝利をかけての試合でしたので、何とか早いイニングに点を取ることができてよかったかなと思います」とチームメイトを気遣い「チームの方に迷惑をかけましたので、ここからチームの勝利に貢献できるように精一杯頑張っていきたいと思います」とここからの活躍を誓った。

 中井大介打撃戦術コーチも「やっぱり彼が入るだけで相手へのプレッシャーだったりが十分にある選手だと思います。そういう意味では打線に厚みも出るのかなと思います」と、昨日から戦列復帰した筒香に最敬礼。

 懸念されるコンディションについても「打撃練習含めてしっかり振れている。今日もファーストからホームまでしっかり帰ってきてましたし。見てる限りでは全然です」と太鼓判を押した。

さらに、中井コーチは技術面以上に筒香がもたらす「無形の力」を強調。

「もちろんキャプテンという立場でもありますし、いろんな選手にいろんな影響を与えてくれる選手だと思うので。そういうところでチームがいい方向に行くために彼はいろんなことをやってくれるので、打線に入ること以外の部分でも、チームの士気だったりの影響が大いにある選手だと思うので、そういうとこでまたチームとしてもう1つ上にまた高めていければっていうところがあります」

 数字に残る安打以上に、ベンチの空気を変え、相手を沈黙させるその立ち姿。筒香嘉智という「大黒柱」の存在は、やはり大きい。

 取材・文 / 萩原孝弘