バレンタインシーズンは、心ときめくお菓子缶が店頭によく並んでいましたね。「中身より缶が目当てで…」と、つい手に取ってしまう人も多いのでは? ライフオーガナイザーの尾花美奈子さんもそのひとり。「以前はあき缶をコレクションとして保管していましたが、しまい込んで目に触れないのはもったいないと感じるようになりました」と話します。「好きなものは、使ってこそ価値がある」という視点から、今回は、日常で使える「あき缶の再利用アイデア」を3つ紹介します!

1:なにかとかさばる「裁縫道具」をまとめて収納

いちばん気に入っている再利用法は「裁縫道具の収納」です。

【写真】裁縫道具の収納にぴったり

昔は子どもの幼稚園グッズやヘアアクササリーなどを手づくりすることが多く、材料をたくさんもっていたため、大きな裁縫箱を使っていました。

しかし、子どもたちの成長とともに手づくりの機会も減り、今の私には「ボタンつけ」や「ほつれのお直し」ができる程度の道具があれば十分。

そこで、思いきって「今の自分」に合わせて道具を厳選し、お気に入りのあき缶へ移し替えました。

大きな裁縫箱を抱えてくる手間がなくなり、サッとこの缶を取り出すだけで作業が始められる手軽さが、とても気に入っています。ちょっと面倒な裁縫作業のときでも、大好きなデザインの缶を目にすると、心が温かくなります。

2:必要な薬を缶にまとめて「飲み忘れ」防止​​

花粉症の時期や風邪のとき、以前の私は薬を飲み忘れることがありました。というのも、病院でもらったときの紙袋に入れたまま置いていると、次第に風景になじんでしまい、薬の存在に気づきにくくなってしまうのです。

「どうにか忘れない工夫が必要」と考えた末、お気に入りの缶へ入れることにしました。これならつい目がいってしまうはず!

薬を1回分ずつカットして缶へ収納。種類が複数あるときは、厚紙で簡単な仕切りをつくって分けています。

この缶をキッチンのシンク脇に置くと、食後に食器を下げたとき、必ず缶に目がいくので飲み忘れがなくなりました。

病院の紙袋のときは生活感が出ていましたが、かわいい缶に移し替えてしまえば、出したままでも気になりません。「あえて置いてある」インテリアの一部になりました。

3:ばらつきやすい「ばんそうこう」のスッキリ収納に

家庭の常備品であるばんそうこうも、缶へ入れ替えて正解でした。

買ったときの紙の箱のまま使っていたときは、何度もあけ閉めするうちにフタが閉まりづらくなったり、箱が傷んでしまいました。

また、サイズ違いのばんそうこうをそろえたために似たような箱がいくつか並び、選ぶときに迷ったりスペースを取っていたのも小さな悩みでした。

そこで、これらをひとつの缶にまとめて入れてみると、お値段的に手が出しやすい小さめの缶が、ばんそうこうのサイズにちょうどピッタリでした。ひとつになったことで、どの箱を手にとればいいのか迷うこともなくなり、スペースもスッキリしました。

わが家の場合は缶を立てていますが、中でばんそうこうが混ざってしまうこともありません。ボロボロになりがちな紙の箱より缶の方が丈夫なので、そのかわいさを長く楽しめることができます。

すっきり整えたいなら、「四角いあき缶」が収納向き

かわいいお缶を買うときは、じつは「四角い缶限定」と決めています。それは収納として再利用することを意識しているからです。

四角い缶は中にものが収納しやすく、引き出しやカゴの中では無駄な空間をつくらず、収納力が高いのです。

「かわいい」だけでなく「収納に役立つか」という条件を加えることで、缶を増やしすぎずに楽しむことができています。