茂木健一郎氏「男は男ではなく、女は女ではない」カオスな世界で“自由になる”ための思考法
脳科学者の茂木健一郎氏が、自身のYouTubeチャンネル「茂木健一郎の脳の教養チャンネル」で、我々が「存在する」と信じている物質、概念、さらには自己そのものですら絶対的な実体を持たないと指摘し、その認識がもたらす「自由」について論じた。
動画の冒頭で茂木氏は、目の前にあるコップを例に「目に見えるものがそのものではない」と語り始める。私たちが一つの個体として認識しているコップも、突き詰めれば原子の集合体であり、その存在が安定していること自体が量子力学によって説明される不思議な現象であると指摘。この視点は物質だけでなく、時間や空間にも適用できるという。「時間とか空間っていうのが揺らいできて、最小単位というものですら、ない」と述べ、絶対的な基準ではないと説明した。
さらに茂木氏は、人間の主観的な世界を構成する「クオリア(感覚質)」も神経細胞の活動から生まれるものであり、絶対的な単位ではないと解説。議論は「男」「女」「愛」「平和」「お金」といった社会的な概念にも及び、これらの概念も突き詰めていくと確固たる実体はなく、「ほどけていっちゃう」ものであると論を展開する。
茂木氏は、世界を捉える上で、物事をより根源的な要素に「解体していくベクトル」と、コップや言葉といった単位を前提に「構成していくベクトル」の2つの方向性があると分析。私たちは普段、後者の視点で社会生活を営んでいるが、前者、つまり「根拠がないんだよっていうこと」を考慮に入れることで、初めて得られる自由があると主張した。
最後に茂木氏は、現代のようなカオスな社会において、固定化された概念に縛られる息苦しさから解放されるために、この「解体」の視点が重要だと説く。物事の根底が「抜けている」と知ることで、「我々はより人に優しく、自分も自由になる」と述べ、視聴者に凝り固まった認識を問い直すきっかけを投げかけた。
動画の冒頭で茂木氏は、目の前にあるコップを例に「目に見えるものがそのものではない」と語り始める。私たちが一つの個体として認識しているコップも、突き詰めれば原子の集合体であり、その存在が安定していること自体が量子力学によって説明される不思議な現象であると指摘。この視点は物質だけでなく、時間や空間にも適用できるという。「時間とか空間っていうのが揺らいできて、最小単位というものですら、ない」と述べ、絶対的な基準ではないと説明した。
さらに茂木氏は、人間の主観的な世界を構成する「クオリア(感覚質)」も神経細胞の活動から生まれるものであり、絶対的な単位ではないと解説。議論は「男」「女」「愛」「平和」「お金」といった社会的な概念にも及び、これらの概念も突き詰めていくと確固たる実体はなく、「ほどけていっちゃう」ものであると論を展開する。
茂木氏は、世界を捉える上で、物事をより根源的な要素に「解体していくベクトル」と、コップや言葉といった単位を前提に「構成していくベクトル」の2つの方向性があると分析。私たちは普段、後者の視点で社会生活を営んでいるが、前者、つまり「根拠がないんだよっていうこと」を考慮に入れることで、初めて得られる自由があると主張した。
最後に茂木氏は、現代のようなカオスな社会において、固定化された概念に縛られる息苦しさから解放されるために、この「解体」の視点が重要だと説く。物事の根底が「抜けている」と知ることで、「我々はより人に優しく、自分も自由になる」と述べ、視聴者に凝り固まった認識を問い直すきっかけを投げかけた。
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