YouTube動画「相続対策はどうするのが正解!?親の預金口座のお金を生前に引き出した方がいい理由を解説します。」で、脱・税理士の菅原氏が、親の亡くなる直前に預金を引き出すことについて詳しく解説した。動画冒頭、菅原氏は「生前贈与扱いにするのか、現金として申告するのか、そういうことをしておかないと、もう根掘り葉掘り調べられるので、注意が必要です」と、税務調査の厳しさに言及した。

視聴者から「親が亡くなる直前に現金を引き出すのは税務調査で狙われやすいのか」との質問に対し、「ありますよ。これはあるあるなんです」と回答。実務の現場でも、相続税対策や入院・葬儀など急な出費への備えとして預金を引き出しておく動きがよく見られる一方で、不適切な使い道や記録の不備が税務トラブルに発展するケースも多いとした。

菅原氏は「例えば1000万円を亡くなる1ヶ月前に引き出して、そのまま現金で持っていた場合は現金として申告することになります。もし使ってしまっていた場合、その使途が私物購入なら“生前贈与”として扱われる」「介護や入院費用など本人のための支出は問題ないけれど、記録を残しておかないと税務署に疑われやすい」と現場感覚で説明。さらに、「税務調査官は過去10年分の入出金をチェックするので、相続財産の行方を証明できる記録が不可欠です」とし、「現金として申告しない人が結構おる」と実態にも言及した。

また、「亡くなった後は口座凍結のリスクがあり、すぐに必要なお金が引き出せない。だからこそ“凍結前に預金を出しておいた方が良い”と考える事情もある」とした。菅原氏自身、「葬儀などの名目で、一時的に現金が必要な場合は早めに動くのが賢明」「田舎の銀行は噂で凍結の判断をすることも」と、地域による事情も交えて注意点を披露。

実務上のリスク回避策として、「揉めないためにも何のお金をどれだけ使ったか記録しておくのが大切」「生前贈与か現金申告か、きちんと切り分けて説明できるよう備えること」、さらには「公正証書遺言を作成し、誰が預金を相続するか決めておくこと」を強く推奨した。

終盤には、「遺言書は何回でも修正できるし、“早すぎるくらいに書いておく”のが一番いい」と持論を述べた上で動画を締めくくった。

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