「ケタガランフォーラム」にオンライン登壇する谷口智彦氏=フォーラムのユーチューブチャンネルから

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(台北中央社)安倍晋三元首相の外交スピーチライターを務めた谷口智彦・元内閣官房参与が26日、台北市内で開催された国際フォーラムのパネルディスカッションにオンライン登壇した。谷口氏は2024年に台湾で実施される次期総統選について、中国が操作を企てるはずだと警鐘を鳴らした。

谷口氏は、インド太平洋地域の民主主義陣営にとって今後5年間が正念場となると指摘。政治、軍事面のいずれにおいても協力が必要だとした。

その背景として、中国のプロパガンダ機関は24年に予定されている台湾の次期総統選の操作に力を注ぐはずだと予測。さらに、中国の習近平国家主席は人民解放軍の創設100年に当たる27年までに、台湾併合への思いをより強めるとも分析した。

その上で、中国による台湾侵攻を抑止するには、日米の協力の下、台湾をより多くの国際機関に加盟させることが必要だと述べ、日本と米国は台湾を防衛する可能性が最も高い国だとの考えを示した。

この日、台北市内で「ケタガランフォーラム―2022インド太平洋の安全対話」が催された。外交部(外務省)がシンクタンクと共同で開催するもので、オンラインとオフラインのハイブリッド形式で、台湾と海外の政府要人、国会議員、専門家らがインド太平洋地域の安全保障について意見を交わした。

(葉允凱/編集:楊千慧)