Amazon、『ホイール・オブ・タイム』小説シリーズ全15冊を映像化したいと意欲

写真拡大

Amazon製作による新作ファンタジードラマ『ホイール・オブ・タイム』は、2021年のプレミア配信で最も視聴されたAmazonのオリジナルドラマシリーズとなり、世界中で大ヒットとなっている。そんななかスタジオ幹部が、原作の小説シリーズ全15冊を映像化したいと意欲を示している。

『ホイール・オブ・タイム』は、1990年〜2013年にかけて出版されたファンタジー小説「時の車輪」のドラマ版。シリーズは14冊と前日譚で構成され、世界中で9,000万部を超えるベストセラーとなっている作品だ。

物語の舞台は、ある限られた女性たちしか入ることが出来ない、魔法が存在する世界。<異能者(アエズ・セダーイ)>と呼ばれる驚異的な能力を持つ女性集団の一員モイレインから物語は始まる。2つの川がある小さな町に5人の若い男女と共に到着した彼女は、そこから危険に満ちた、世界をまたにかける冒険を始めることに。そしてその若者の中には、人類を救うか滅ぼすかのどちらかになるという竜王の生まれ変わりだと予言されている若者も含まれているのだった―。

2021年11月19日に配信開始されたドラマ版はすでにシーズン2への更新が決まっているが、AmazonスタジオのTV部門の責任者ヴァーノン・サンダースは、米IGNにシリーズに対する理想について語っている。

「私たちの理想は小説シリーズを完全に映像化するべく、レイフとチームに協力することです。明らかに、それが今後の道のりになるでしょう。ですから私たちは、今いる場所に焦点を合わせています。そして、レイフとチームはシーズン2の複数エピソードを見せてくれたばかりです。そのエピソードを、すぐ視聴者に届けられたらいいのにと思っています。そのエピソードは本当に素晴らしいです」

サンダースによると、シーズン2は小説シリーズの第2部「聖竜戦記」で起きた出来事が描かれるとのこと。Amazonが原作をすべて映像化するとなればスタジオにとって初の試みとなり、その製作費も莫大な額になりそうだ。

『ホイール・オブ・タイム』シーズン1は、Amazon Prime Videoにて配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:

『ホイール・オブ・タイム』(c)2021 Amazon Content Services LLC and Sony Pictures Television Inc.