【前園真聖コラム】第374回「オーストラリア戦の4-3-3システムは解決策と言えない」
森保一監督が一番しっくり感じているのは4-2-3-1でしょう。だからこそ4-2-3-1をこの予選でもベースとしてやって来ました。4-2-3-1に選手を当てはめてきたとも言えると思います。ですが、このコラムで再三言ってきたように、日本は1つや2つという数少ないシステムだけで世界を勝ち抜けるような国のレベルではありません。
クラブチームと違って代表チームは練習時間が少ないのですが、そのぶん戦術理解力の高い選手が集まります。トレーニングでやって試合でトライしてみたとき、最初にうまく機能しなくても、続けることでオプションとして完成させられると思います。
また、選手の組み合わせで何が起きるかというのもテストしなければいけないと思います。オーストラリア戦の遠藤航、守田英正、田中碧の組み合わせならどんなプレーになるか、事前に想像ができるくらいでした。
そうではなくて、もっと新しいセットがどう機能するかをチェックしていくべきです。そしてその選手の特長を生かすためのシステムをチョイスしてほしいと感じます。
問題は森保監督にそれを試すという強い気持ちがあるかどうか。「勇気」と言えるかもしれません。特に次のベトナム戦では、システムも選手も試すチャンスは来ると思います。そういう采配が観たいと思っています。
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1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。
