森保一監督(撮影:岸本勉/PICSPORT)

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僕は今、違和感を感じていることがあります。それは日本代表のシステムについて、オーストラリア戦で採用した4-3-3が解決策のように扱われること。これは大きな間違いではないでしょうか。

森保一監督が一番しっくり感じているのは4-2-3-1でしょう。だからこそ4-2-3-1をこの予選でもベースとしてやって来ました。4-2-3-1に選手を当てはめてきたとも言えると思います。ですが、このコラムで再三言ってきたように、日本は1つや2つという数少ないシステムだけで世界を勝ち抜けるような国のレベルではありません。

いかにオプションを増やしていくかというのが世界で戦う中で大切です。その意味で、もう後がない勝負所で4-3-3を使ったのは、やっと試したという気がしています。本来ならもっと状況に応じて変えられるようにしなければならないでしょう。

クラブチームと違って代表チームは練習時間が少ないのですが、そのぶん戦術理解力の高い選手が集まります。トレーニングでやって試合でトライしてみたとき、最初にうまく機能しなくても、続けることでオプションとして完成させられると思います。

また、選手の組み合わせで何が起きるかというのもテストしなければいけないと思います。オーストラリア戦の遠藤航、守田英正、田中碧の組み合わせならどんなプレーになるか、事前に想像ができるくらいでした。

そうではなくて、もっと新しいセットがどう機能するかをチェックしていくべきです。そしてその選手の特長を生かすためのシステムをチョイスしてほしいと感じます。

問題は森保監督にそれを試すという強い気持ちがあるかどうか。「勇気」と言えるかもしれません。特に次のベトナム戦では、システムも選手も試すチャンスは来ると思います。そういう采配が観たいと思っています。