初日で43万円を売り上げた大川宏洋氏

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「はじめまして」

柔らかなものごしで本誌記者に渡してくれた名刺には、“夜神ヒロシ”という源氏名が――。

彼の本名は大川宏洋(32)。宗教法人「幸福の科学」総裁の大川隆法氏の長男であり、彼自身も、かつては「幸福の科学」の理事長を務めていた。

幸福の科学系列のプロダクションが製作した映画にも俳優として出演しています。’18年に公開された『さらば青春、されど青春。』では主演を務め、恋人役は千眼美子(26)でした。しかし、その2年後には『幸福の科学との訣別』を上梓し、《大川隆法を1度も“神”だと思ったことはありません》と、実の父を批判して話題を呼んだことも記憶に新しいのではないでしょうか」(芸能関係者)

そんな宏洋氏が4月14日から歌舞伎町の人気ホストクラブ『KING』で働き始めたというのだ。本誌は、さっそく彼にインタビューを申し込んだ。

――“ホストの新人”といえば、トイレ掃除もしなくてはいけないと聞いています。ヒロシさんも経験したのでしょうか?

「もともと(ホストクラブの)オーナーさんとは知り合いだったのですが、特別扱いはありません。トイレなどの掃除も30分間しっかりやらせていただきました」

“元御曹司”らしく、記者のいきなりの失礼な質問にも丁寧に答えてくれるのが好印象だ。

――バーを経営したり、映画製作にも携わったりしているそうですが、なぜホストになったのでしょうか? コロナ禍で資金繰りが苦しいとか……

「いえいえ(笑)、同じYouTuberのだいにぐるーぶさん、友人でもあるEvis Japのメンバーたちが企画で期間限定でホストをやっているのを見て楽しそうだと思い、自分もやりたいと思って志願しました。だからホストとして働きながら、同時に僕の姿を撮影してもらっています。

それに人生経験を積みたいという気持ちもありました。私ももう32歳ですし、なかなか経験できませんよね。だからオーナーに声をかけてもらったときに、『ぜひやらせてください!』と。

でも6月4日には監督・主演をしている映画『グレーゾーン』が公開されますから、5月からは宣伝などで忙しくなります。そこで、今回は6日間だけ限定で働かせていただいています」

宏洋氏は大学卒業後に結婚し、男児を授かったものの、数年で離婚している。さらに実父やきょうだいとも絶縁中と、32歳にしてはかなり人生経験が豊富なのだが、あくまでもチャレンジする姿勢は崩さないようだ。

――目標の売り上げは6日間で100万円と聞きました。達成できそうでしょうか?

「友人たちが『遊びに行くね』と、言ってくれたり、YouTubeを見てくれた人たちがお店に来てくれたりしています。本当にありがたいことに、初日もスタートから3時間で、シャンパンを3本入れていただきました! 20万円が1本と5万円が2本ですね。でもシャンパンコールをまだ教わっていなかったので、これから勉強していきます」

結局、初日の売り上げは指名本数8本で売り上げは43万円になったという。

――すでにトークも慣れている印象ですが、“鉄板ネタ”がありますか?

「『32歳バツイチ子持ち。息子は7歳、3年間会っていません!』と自己紹介すると、たいていのお客様は笑ってくださいますね(笑)」

――“会っていない”といえば、ホストデビューについてはご家族には報告していますか?

「父をはじめ、家族には知らせていません! いっさい連絡をとっていませんので、来店予定もありませんね。でも、売り上げ的には来てほしいです。父が着ているスーツと同じくらい高い、数十万円のシャンパンとか、おろしてほしいなぁ。

『父さんお店に来てくれよ!』なんて、営業動画もYouTubeで流してみるのはどうでしょうね?」

インタビュー中も“父親イジリ”を忘れない宏洋氏。歌舞伎町で“感動の父子和解”は実現するだろうか。