世界中の誰もが同じクオリティで美味しいメニューを味わえるファーストフードチェーン。

マクドナルドやウェンディーズ、バーガーキングなどのハンバーガーチェーンに、サブウェイやドミノピザ、ピザハット、さらには、ケンタッキーフライドチキンやタコベル、など、安くて早くて美味しいメニューを提供しているファーストフードチェーンを数え上げたらキリがありません。

そんな世界に存在しているファーストフードチェーンの中から、今回はフィリピン発祥のハンバーガーチェーンをご紹介しましょう。

お店の名前はジョリビー(Jollibee)です。

・1975年(昭和50年)にアイスクリーム屋としてスタートしたお店、それがジョリビー
ジョリビーは、1975年に華僑系フィリピン人のトニー・タン氏がケソン市でアイスクリーム屋として事業を始めたお店。

1975年(昭和50年)と言えば、山陽新幹線、岡山駅・博多駅間が開業、コンビニチェーン、ローソンが設立され、日本初の家庭用テレビゲーム機「テレビテニス」が発売されるなど、日本が輝かしい繁栄の歴史を謳歌していた時代。

世界では、フランス・パリ郊外のランブイエ城で第1回サミットが開催され、南ベトナムの首都サイゴンが陥落しベトナム戦争が完全に終結。ジョリビーが創業したフィリピンでは1965年に就任したマルコス政権が続いており、外国資本の積極導入を柱とした経済政策により1970年代を通して年率6%程度のGNP成長を達成していた時代。

そんな時代に生まれたジョリビーは、1978年には近いホットドック販売をメインにシフトチェンジし、さらにその後、ハンバーガーやフライドチキン、パスタと販売種目を拡大、現在では、ジョリビー単体で1200店舗以上、グループ総数2300店舗以上、売上規模2000億円以上の巨大企業として成長し、今なお、マーケットを拡大しています。

・ジョリビーの主力4商品、それが「ホットドッグ」、「ハンバーガー」、「フライドチキン」、「パスタ」
ジョリビーで販売されているメニューは、ジョリビーがこれまで販売してきた歴史ある「ホットドッグ」、「ハンバーガー」、「フライドチキン」、「パスタ」の4つが軸となっています。


まずご紹介したいのが、ジョリビーで初めて販売された「ジョリーホットドッグ」。

甘めのケチャップにマスタードソース、そしてチーズがかけられたホットドッグは日本では味わえないテイスト。少し甘すぎる気もしますが、この味わいこそ、フィリピンの人々を虜にする味のようです。

次に紹介するのは「ヤミーバーガー」。

こちらのハンバーガーには、マクドナルドのようなケチャップやピクルス、オニオンなどが一切使われていません。

ほのかに甘いバンズにケチャップとマヨネーズを混ぜたようなソースがかかっているだけ。こういった味の違いがマクドナルドよりもジョリビーが愛されている点なのかもしれません。

次にご紹介するのはフライドチキン。

ジョリビーのフライドチキンには、東南アジアで提供されるフライドチキンのようにライスがついています。

フライドチキンそのものは非常にクリスピーな衣をまとっているジューシーなチキンで、非常に美味しいです。

ライスには薄いデミグラスソースのようなソースがついていて

フィリピンの方々がご飯にかけて食べていたので真似をしてみましたが、こちらは日本ではなかなか味わえない、フィリピン特有の味わいでした。

最後にご紹介するのは「ジョリースパゲッティ」。

こちらの味わいはホットドッグのソースと同じで、甘いケチャップにチーズフレークがかかっていました。

しっかりと混ぜ合わせるとナポリタンのような色になり、味わいも甘いナポリタンという感じです。

たった45年で1軒のアイスクリーム店から世界的なファーストフードチェーンにまで成長したフィリピン発祥のジョリビー。

もしフィリピンを訪れることがあるのであれば、こちらのお店でフィリピンが生み出した独特のテイストを味わってみてはいかがでしょうか?

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お店 ジョリビー
公式ホームページ http://www.jollibee.com.ph/