装備品調達の情報管理、防衛省が米国基準に引き上げ
この動きに日本が乗り遅れると、米国が重要装備品や先端兵器を日本に渡すのに難色を示し、調達が不可能になったり、スケジュールが遅れたりする可能性が高まり、防衛計画に狂いが生じる。米国メーカーと日本企業の技術交流にも支障が出る。部外コンサルタントの技術的・専門的アドバイスを得て現在よりも厳しい情報セキュリティー基準を作り、中小や下請けも含む関連企業へ徹底させる。
具体的な対策としては、マル秘扱い文書の規定に加え、画面を開く際のパスワードやカギを二重化、三重化して容易に情報を閲覧できないようにしたり、メールサーバーにも物理的保護を設けたりする。実際の運用場面では、下請けや中小から「この情報は何レベル扱いか」などの質問が多く出ると予想され、コンサルタントと共同で回答できる体制を整える。
すでに関連の官民勉強会も立ち上げており、勉強会やマッチングイベントなどを通じて周知を図る。人工知能(AI)など新しい産業領域に関しては「経済産業省などと必要に応じ連携する」(防衛省)方針だ。
