国内初のタミフル後発薬投入も「積極的に販売しない」理由とは?
―米国でジェネリック展開を加速します。
―他社と競合しない製品の開発方針は。
「合成から自社で手がけるなど、当社は他社との提携でなく、自前主義でやってきた。だがお金を出して全てを手がけるより、他社と協業するなど今後は大きく方向転換する。業界内のネットワークを使って、さらに成長していかなければと考えている」
―インフルエンザ治療薬「オセルタミビル『サワイ』」を9月に国内で発売します。
「タミフルの後発薬で、国内唯一の製品。ただ積極的に販売しないという戦略をとる。薬剤耐性ができてしまうのを避けるため、『必要な時だけ使ってください』と大切に販売していく。季節性の製品なので、利益につながるわけでない。奉仕のようなものだが、それでもジェネリックの使命で出している」
―「オセルタミビル」は、厚生労働省から備蓄向け供給の要請がありました。
「18年中にタミフルで1123万人分の備蓄分の有効期限が切れ、更新となる。近年では最も大規模な更新になる。ただ、オセルタミビルは製剤なので有効期間は3年。備蓄の有効期間は10年と定められているため、製剤の供給はそぐわない。製剤よりも有効期間が長い、原薬で供給できないか交渉している」
