【内田篤人】複数の根拠が示す“鹿島復帰への現実味”
「日本に帰るという選択肢もある。もしくは、ヨーロッパのどこかで頑張るか。来月に復帰してブチッと腱を切って、サッカーができなくなるかもしれない。でも、できれば鹿島で頑張って終わりたいかな」
内田の、鹿島への想いは相当強い。当時のインタビューで、彼は次のようなことも言っている。
内田は今夏にシャルケからドイツ2部のウニオン・ベルリンに移籍したが、その新天地で怪我もあり思うように出場機会を得られないと、「鹿島復帰か」という報道がされるようになった。これは、ある意味、必然な流れだろう。
内田にはロシア・ワールドカップ出場という大きな目標がある。ちょうど1年前に話を聞いた時ですら「時間がない。のんびりやっている場合ではない」と言っていたのだから、ロシア・ワールドカップを半年後に控えた今の状況(ウニオン・ベルリンでほとんど試合に出られていない)を改善したいと思うのは当然だ。
しかも、12月上旬には内田の恩師でもあるイェンス・ケラーがウニオン・ベルリンで監督職を解かれているだけに、移籍しないまま現状を打破するのはなかなか難しそうだ。
試合でアピールする以外にロシアへの道が開けない内田にとって、古巣復帰が実現すれば、それはロシア・ワールドカップ出場への起爆剤になる。鹿島は鹿島で右SBの西大伍を右膝負傷(12月2日の磐田戦で負傷。全治4か月)で失っており、このタイミングで内田を獲得できれば大きな補強になる。
「動けるうちに日本に帰って鹿島で頑張るのが、一番綺麗な形だと思う」──。それが現実となる日がいよいよ迫っているのかもしれない。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

