激戦区の前線…岡崎がポジション争い歓迎「自分も生き残ってきた」

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 日本代表は4日、キリンチャレンジカップ2014のウルグアイ代表戦に向けた前日練習を行った。合宿4日目となった練習には、左ひざの違和感から同日朝に離脱した長谷部誠を除く22選手が参加した。

 ブラジル・ワールドカップが終了し、新生日本代表としてスタートを切ったマインツ所属のFW岡崎慎司は、「終わってからも色々考えましたけれど、今はまた新たな4年間をどうやって過ごすかってことを考えています」と語ると、ポジションについても言及し「またいろんなポジションを与えられるのかもしれないし、1トップをやらせてもらえるかもしれない。いろんなことを与えられた時に自分がリアクションしていく、その中でまずは無心にやるってことが今年のテーマです」と明かした。

 4年後のことは考えていないと話す岡崎は「自分にここだっていうことを与えてくれるほどサッカーは甘くないって今改めて思っているし、『こうやりたいからやらせてください』って言って、ずっとやらせてもらえるほどサッカーの世界は甘くない。自分も生き残ってきた」とコメント。ブラジルW杯までの4年間を戦ってきた岡崎だからこそ知っている、メンバー定着への厳しさを語った。

 その4年前、アルベルト・ザッケローニ前監督の初陣となったアルゼンチン戦は、岡崎のゴールからスタートしている。「あの時はまだ海外にも出ていないし、Jリーグ組の中でチャンスを掴むっていうところだった」と振り返り、「今は海外にいて、結果を出し続けて自信もある。ただ同じポジションにいろんな選手がいるっていうのはすごく刺激があるし、前は来ていない選手を含めて激戦区だと思います」と熾烈なポジション争いを歓迎した。

 日本代表は、5日に札幌でアギーレ監督の初陣となるウルグアイ代表に臨み、9日に横浜でベネズエラ代表と対戦する。