Moog、モジュラーシンセサイザー50周年記念にキース・エマーソン モデルを復刻、希望者には販売
キース・エマーソンは、シンセサイザーを初めてロックミュージックに使ったアーティストのひとり。それまではスタジオでレコーディングに使われるだけだったシンセサイザーを、ライブステージ上での演奏に加え、ミュージシャンが立ち向かい様々な音を生み出す演出的な道具としての効果も生み出しました。
今回のの復刻版は、オリジナル版と同じように手作業で組み立てられました。パーツは世界中から集めたオリジナルやヴィンテージ(未使用または新古)品を使用。各モジュールのプリント基板もオリジナルのフィルムから起こし、配線のハンダ付けも手作業です。さらに最近ではあまり見かけなくなったフォトエッチングされたアルミニウム製フロントパネルを用いるほか、コンソール左上には Emerson, Lake & Palmer のアルバム「Brain Salad Surgery (邦題:恐怖の頭脳改革)」のアートワークも見えます。
完成した復刻版はつい先日、4月24日に開催された MOOGFEST 2014 においてキース・エマーソン本人の手により演奏され、初舞台を飾っています。
なお、モーグはこの The New Emerson's Modular System を数台生産し、希望があれば一般にも販売する計画もあるようです。ただしその価格は提示しておらず、購入希望者は電話で問い合わせる必要があるとのこと。
追記:キース・エマーソンは4月26日、前述の MOOGFEST 2014 会場で引退の考えがあることを示唆しました。キース曰く、「今年はもう70歳になるし、人前で演奏するのもそろそろ終わりかなとも思うね」とのこと。とはいえ、明確な引退宣言と言うよりは、雑談の中でそういうコメントが出たという感じのようです。1994年にも一度引退宣言をしているキース・エマーソン。その2年後の1996年にはあっさり来日公演をおこないファンを驚かせています。ポール・マッカートニーや The Rolling Stones の面々のように70代になっても元気な姿を見せ続けてほしいものです。
