大相撲七月場所>◇三日目◇14日◇愛知・名古屋IGアリーナ

【映像】館内が沸いた細マッチョ力士「驚異の動き」

 ソップ力士が縦横無尽に土俵を動き回る軽やかな姿に館内が大興奮。76キロの細マッチョが136キロの巨漢相手に土俵際の大逆転劇も、“まさか”の結末にファンからは落胆の声が相次いで寄せられた。

 名古屋IGアリーナを沸かした力士は三段目二十二枚目・山藤(出羽海)だ。平成15年生まれの22歳で、身長177.5センチ、体重は76.3キロ。ぜい肉は“ほぼ皆無”なマッチョ力士で、角界を代表する細身ながらも幕下を経験している実力者としても知られる。

 対するは三段目二十二枚目・穂嵩(尾上)。平成12年生まれの25歳で、身長は168.6センチ、体重は136.3キロだ。角界の中では大きな体とは言えないが、山藤と比較すると60キロも重たい。

 立ち合いから山藤は“らしさ全開”の取組を行った。大きな相手に距離を取ると、下から下から攻めて、圧力をかけていく。穂嵩に右腕を掴まれて、強引に投げられそうになる場面もあったが、山藤は驚異の身体能力でこらえた。

 熱い取組に館内がヒートアップする中、山藤は低い体勢を保って、相手の体力を奪っていく。そこから左まわしを掴んで強引に投げにいくと、最後は両力士共に土俵外に吹っ飛んだ。行司の木村桜乃助は軍配を山藤に上げたが、物言いがついた。

 熱戦に館内がどよめく中、審判団の協議が行われ、山藤の足が先に出ていたと判断されて、行司軍配差し違え。穂嵩が2連勝となり、山藤は1敗目を喫した。

 逆転勝利とはならなかったが、魅せる相撲で観客を大いに沸かした山藤。この取組を受けて「身体能力ヤバ」「鳥肌が立った」「毎日山藤の相撲を見せてくれ」などの声が寄せられた他、「差し違えかー」「残念」「ええん悔しい」などとコメントも到着していた。(ABEMA/大相撲チャンネル)