2打点のベッツ「今の自分を理解」で復調 年齢重ね「昔やっていたことが今の自分に通用しない」
◇ナ・リーグ ドジャース4−2パドレス(2026年6月28日 サンディエゴ)
ドジャースのムーキー・ベッツ内野手(33)が28日(日本時間29日)、敵地でのパドレス戦に「4番・遊撃」で先発出場。2安打2打点でチームの連勝に貢献した。
5回、フリーマンの押し出し四球で2−1と勝ち越し、なおも1死満塁で第3打席を迎え、キングのシンカーを中前に運び、2者生還。貴重な2点打でリードを広げた。7回2死でも右前打を放ち、マルチ安打をマークした。
試合後、ベッツは適時打について「ああいう良い投手相手にはなかなか起きない。彼が自分の投球を見失っている間が、こちらが攻めるチャンスだった。そこで一気に攻め込めた」とうなずいた。
今季は開幕から打撃不振に苦しみ、右腹斜筋の張りから復帰後もなかなか調子が上がらなかった。それでも直近5試合は22打数9安打と復調気配を見せ始めた。打撃の状態に関しては「普通って感じだね。自分の能力を発揮しているだけだと思う」とベッツ。「もちろんアプローチは変えた。でも、以前ほどアウトになっても腹は立たない。正しいやり方で打席に入れていると思うから。これまで積み重ねてきた経験や知識を、今はちゃんと生かせている」と続け、ようやく本来の姿に戻りつつあると手応えを口にした。
そして「前はスイングを作るためにいろいろ考えていたけど、今は毎日、自分の体を整えることに取り組んでいる。同じことを目指しているけど、やり方はまったく違う。まだ完全に慣れたわけじゃないけど、ある程度うまくいっている」と復調の要因を明かし「一番学んだのは、昔やっていたことが、もう今の自分には通用しないということだ。だから、27歳の自分を今の33歳の自分に当てはめようとするんじゃなくて、今の自分を理解して、その自分をより良くしようとしないといけない。同じように見えても、もう同じ人間じゃない。今の自分を知って、そのベストバージョンになることが大事なんだ」と年齢を重ねるごとに体をはじめ、変化が訪れることから自分自身を知ることが大事と強調した。
だからこそ、打てなかった時も「当時は何かきっかけを探して、とにかく1000回くらいスイングしてみようという感じだった。でも今はそんなに振る必要はない。毎日ゼロからスタートして積み上げていく感覚なんだ。昨日の延長線上でやろうとはしていない。毎日ゼロから始めて積み上げていく。それが一番再現しやすい方法なんだ」と毎日の積み重ねが復調につながると語った。
ロバーツ監督も「彼は昔からボールをよく見極める打者だ。ただ、慎重になりすぎると迷いが生まれる。多少空振りが増えることはあっても、今のしっかり狙いを持ってスイングし、それを信じる必要がある。この1週間のムーキーには本当にいいものが見えている」と復調に安堵した。

