ゼレンスキー大統領の側近 “冬がくる前までの戦闘終結”目標は現実的との認識示す
ウクライナのゼレンスキー大統領の側近は1日、ゼレンスキー氏から「可能な限り早く戦争を終わらせる」よう指示があったとした上で、「冬がくる前までの戦闘終結」という目標は現実的だとの認識を示しました。
ウクライナのゼレンスキー大統領の側近であるブダノフ大統領府長官は1日、出席したイベントで、ゼレンスキー氏から「可能な限り早く戦争を終わらせる」よう直接の指示があったと明らかにしました。ゼレンスキー氏は戦闘を終わらせる時期について「できれば冬がくる前」を目指しているということで、ブダノフ氏はこの目標について、「深く考えられており、現実的だ」との認識を示しました。
これに先立ち、ゼレンスキー大統領は先月31日、アメリカCBSテレビに出演し、ロシアが戦場で敗北しつつあり、冬の前までにロシアとの和平交渉を前進させたいとの考えを示していました。
アメリカの政策研究機関「戦争研究所」も、戦場でウクライナが有利に立ちつつあると分析しています。
「戦争研究所」は1日、ロシア軍の戦場での前進ペースが著しく鈍化しているとの分析を公表しました。ことし5月までの半年間に占領した面積からウクライナ軍に奪還された面積を差し引くと、およそ40平方キロメートルの増加となり、1年前の同じ期間の増加分であるおよそ516平方キロメートルのわずか8パーセントほどだということです。
ロシア軍の前進が鈍っているのは季節的な要因ではなく、ウクライナ軍の地上での反撃や中距離攻撃の強化、ロシア軍が使用していた衛星通信サービス「スターリンク」の遮断など、様々な変化が影響している可能性が高いとしています。