投資アドバイザーの鳥海翔氏が、自身のYouTubeチャンネル「鳥海翔の騙されない金融学」で『なくすと資産・幸福度が爆上がりするもの!増やすよりも減らすことで得られる考え方について紹介します!』と題した動画を公開した。資産や幸福度を高めるには「増やす」発想だけでなく、不要なものを「減らす」視点が極めて重要だと氏は説く。

鳥海氏は「お金が増えたら何が欲しいか」と問いかけ、「意外と思い浮かばない人も結構いる」と指摘した。豊かさとは何かを得る「足し算」だけでなく、不要なものを手放す「引き算」によっても実現できるという。氏は「好きなことをする喜びは一瞬で終わるが、嫌なことをし続けるストレスは案外ずっと続く」と述べ、嫌なことをなくす方向性こそ幸福度の向上に直結すると語った。

この前提として、氏は「3年後、5年後の自分をイメージすること」の重要性を強調する。「お金が溜まったら会社をやめよう」ではなく、「会社をやめられるようにお金を貯めよう」という能動的なフレーズで目標を設定することが鍵だという。「人間はなりたい人間になる」というアファメーションの原理を提示し、理想像が曖昧なままではお金が増えても豊かさを得られないと警告した。

そのうえで、資産額に応じて手放すべきものを段階的に提示する。資産が100万円を超えた段階では、使っていないサブスクリプションや不要な保険、コンビニやデリバリーサービスへの衝動的な支出をやめ、「無駄な支出がなくても特段ストレスがない状態」を目指すべきだとした。資産が300万円を超えた段階では、気の進まない飲み会、義理の手土産、他人の目を気にした見栄での買い物など、「心の浪費」を削減する意識が求められるとした。鳥海氏は「これらをやめるとお金が減りにくくなるだけでなく、心が軽くなる」と述べた。

さらに資産が1,000万円に達した段階では、「嫌な仕事や辛い仕事」を手放す選択肢が視野に入るとした。1,000万円を年利5%で運用すれば年間50万円の収益が得られ、月換算で約4万2,000円となる。資産由来の収入があれば、転職や勤務形態の変更がしやすくなると説明した。資産が3,000万円を超えた段階では、「お金を理由に自分らしくない生き方をするのをやめる」ことが可能になるとした。3,000万円を年利5%で運用すれば年間150万円の収益が生まれ、「働きたければ働けばいいし、働きたくなければ働かなければいい」という生き方の選択が可能になると位置づけた。

鳥海氏は「何を手放せるか」を考えることで、資産が増えるスピードと幸福度が同時に向上すると説明した。具体的な未来像を描き、その実現のために不要な習慣を段階的に手放していくことで、「人はなりたい自分になる」というアファメーションの効果が発揮される。資産形成における「引き算の発想」が、経済的自由と精神的充足を両立させる道筋となる動画である。

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