『#いわしおばさん  外交官は、相手の国民を怒らせることが仕事じゃないわよね。』と題した動画で、焼き魚業になりきった脳科学者の茂木健一郎氏(いわしおばさん)がユーモラスに“外交官のあり方”について語った。

動画冒頭、茂木氏は「このイワシ焼いてるのにね、誰も来てくんないわ。イワシが焦げちゃうよ」とおばさん口調で語りながら、最近話題となった中国の大阪総領事をつとめる外交官に対して、「あなた今どこにいらっしゃると思ってんの?日本にいらっしゃるんでしょ?しかも外交官でしょ?」と、あくまでおばさん視点から鋭く突っ込んだ。

いわしを焼くその手で話題を膨らませながら、茂木氏は「外交官としての役割を果たしてるって言えるのかしら?」と、相手国である日本に配慮を欠く発言ばかりでは本当の意味で中国としても国益を守れないのではと問題提起。「日本政府に厳しいことばっかり言ってたら、中国国内で一部のそういう方には受けるかもしれないけど」としたうえで、「日本国民の反発ばかり買っていたら、中国の国益にも反するんじゃないかしら。おばさんわかんないけど、いわしが焦げちゃうよ」といそがしく働きながら訴えたのが印象的だった。

また、「外交官の仕事は?怒るのが仕事じゃないからね。友好を保つのが外交官の仕事でしょ、少なくとも友好を保っている体で行くっていうのがね」と、“怒る”のではなく“友好を保つ”ことこそが外交官の本質だと重ねて指摘。さらに「ペルソナ・ノン・グラータっていうの、好ましからざる人物って言って追放されちゃったりしたらもったいないでしょ」と、リスクを挙げて諭す場面もあった。

最後は、素に戻った茂木健一郎氏が、「いわしおばさんというスケッチなんですけど、コメディはこういうお笑いにしにくいことほどお笑いにしなくちゃいけない」「NHKさん、ほんとうはこういうネタを、毎日やんなくちゃ」とし、「グローバルな意味でのコメディをやってください」と世の中に提起を投げかけ、動画を締めくくった。

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