Uberタクシー 静岡県でサービス拡大 インバウンドやウーバーイーツ利用者の活用も見込む
●提供開始の背景
2024年に静岡県を訪れた外国人旅行者数は126万人にのぼる。今回のサービス開始以前から静岡県内ではすでに多くのユーザーがUberアプリを起動しており、とくに外国人ユーザーを中心に高い移動需要を確認していた。これは、世界70カ国・1万都市以上で配車プラットフォームを提供しているUberならではの詳細な需要把握によるものだろう。

では、24都道府県でサービスを展開しているなか、現状から次の一手として静岡を選んだ理由はなんだろうか。静岡県は自家用車利用率が高く、公共交通機関の利用者数が年々減少傾向にある。また、運転手の高齢化などの影響もあり、地域における「移動の足不足」が深刻な社会課題となっているのだという。こういった中で、海外からの観光需要による交通インフラの逼迫は喫緊の課題だったのだろう。
●ユーザー、ドライバーのUX向上に寄与するアプリケーション
提供する機能は下記のようなものだ。
マッチング機能:
:乗車地、目的地から最適なタクシーをマッチング。見積もり機能:
:料金や移動時間、配車予定時間などを自動で計算。アプリ上で推定到着時間や車両の現在地の確認も可能。自動決済機能:
:クレジットカード等の支払い方法を事前にアプリに登録することで、目的地到着後はそのまま降車するだけで自動的に決済が完了する。チャット機能:
:ドライバーとアプリ内でメッセージのやり取りが可能。待ち合わせ場所や服装などを共有することで、混雑した駅や観光地でもスムーズな合流を実現。多言語対応:
:Uberアプリは70カ国以上、約50言語に対応しており、チャットの内容も自動翻訳されるため、外国人旅行者との円滑なコミュニケーションが可能。評価システム:
:乗客とドライバーが相互に評価を行うことで、サービス全体の品質向上に寄与し、安心・快適な移動体験を提供。
Uberはこうしたサービスで既存のタクシー事業者との関係性を構築し、日本市場の特性などへの知見を深めているように思う。本丸であろう、京都、石川などで展開する日本版ライドシェアの拡充に向けて一歩ずつ進めていっているUberの動向を今後も注目したい。
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