「彼と相性抜群みたいで嬉しい!」「あの人との相性が悪くて付き合いづらい……」など、私たちは日常生活において【相性】という言葉をよく口にしますよね。ところが、相性の意味を尋ねられると、はっきりと答えるのが難しいことも確かです。

そこで今回は、【相性】の概要や、自分と相性がいい人の見分け方にはどういったものがあるのかについて解説します。

相性がいいかどうかは3つのポイントで決まる

相性と一言でいっても、それにはさまざまな意味合いが含まれています。その中で多くの人が共感する感覚を挙げてみると、以下のようにカテゴライズされることでしょう。


波長が合う

波長が合うとは、物事の考え方や感じ方が同じ、もしくは似ている状態のことを言います。波長が合う人とは、特に言葉に出さなくても同じことをしたいと思っていたり、一緒にいるだけで落ち着いたりする場合が多いものです。

感覚やテンポが重なりやすい二人と言えますので、波長が合うかは相性の良さと深く結びついています。


タイミングが合う

例えば、「結婚はタイミング!」という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。大切な結婚をそんなふうに軽々しく言うなんて……と疑問に感じる人もいるかもしれません。

しかし、ここでいうタイミングとは『自分がここぞと思った時期や瞬間』と言い換えることができます。そして、そういうときに一番に選ばれる結婚相手は、最高に相性がいいからに他なりません。

反対に、自分は〇〇したいと感じているにも関わらず、相手はいつも違うことばかり考えていたり、自分がしたくないと思っていることを相手はしたくてウズウズしていたり。

このように頻繁にタイミングがずれるならば、もしかするとあなたと相手は相性がいい二人ではないのかもしれません。


好みが合う

好みが合う二人というのは、言うまでもなく相性がピッタリということがイメージできます。

例えば、食の好みが合えば一緒に出かけたときにもお互いにお店選びに気を遣わずに済みますし、趣味が似ていれば二人で熱中しながら楽しむことも可能です。

また、好きなものだけが合うのではなく、嫌いなものや妥協できない部分も一緒だと、よりお互いのストレスを減らすことができるでしょう。


シーン別! 自分と相性がいい人の見分け方

波長・タイミング・好みが合う人とは、自分との相性の善し悪しを大まかに判断することが可能です。そこでもう一歩踏み込んで、恋人や友人、同僚としての相性の良さの見分け方についても見ていきましょう。


恋人同士としての相性の良さ

恋人にふさわしいのは、波長が合うと感じる相手と言えます。

恋人同士は一緒に過ごす時間が長いですし、その延長線上には結婚があるかもしれません。二人が共にいる時間は、たくさんの楽しいことのほかに苦しいことや悲しいことにも遭遇するでしょう。

しかし、ネガティブな時においても、考えていることや感じていることが同じであれば協力し合って解決に向かうことができます。

特に、波長が合う人同士は、将来に対する生活設計や仕事のこと、金銭感覚などの生活に欠かせない事柄への捉え方が似ている場合が多く、無駄なストレスを溜めなくて済むのです。


友人としての相性の良さ

相性がいい友人同士というのは、好みが似ている傾向があります。例えば、性格が違っていても、好きなものや夢中になれるものが同じならば良い関係性を築きやすいでしょう。

友人とは、素敵だと感じることを共有したいと思うものです。共に食事や旅行、ショッピングなどをしながら過ごす際に、嫌いなものを含めて好みが合っていると、お互いに不満を持つ可能性が低くなるはずです。


同僚としての相性の良さ

会社での時間は一日の中でも大半を占めるもの。だからこそ、同僚や仕事仲間の中で相性がいい人を見極めることはとても大切です。

同僚との相性で重要なのはタイミングだと言えるでしょう。仕事をする上で求められるのは効率の良さや高いパフォーマンス、そしてそれによる成果です。それには人間関係の良さが欠かせません。なぜなら、人間関係が良ければ良いほど仕事も上手く進むからです。

「これこそが優先事項」「ちょうどこうしたらいいと思っていた」といったお互いのタイミングの良さが、仕事の出来に大きく影響しているケースは少なくないのです。