Twitterが有料フォロー機能「スーパーフォロー」や、リアルタイム音声チャット機能「スペース」に有料チケット機能を追加する「Ticketed Spaces」のテスト提供を、2021年6月22日に開始しました。

Be the first to try Ticketed Spaces and Super Follows

https://media.twitter.com/en/articles/blogs/2021/be-the-first-to-try-ticketed-spaces-and-super-follows





◆スーパーフォロー

スーパーフォローとは、Twitterが2021年2月に発表した有料フォロー機能です。スーパーフォローしたユーザーは、通常のフォロワーが見ることのできない限定投稿を閲覧可能で、コンテンツクリエイターに収益源をもたらす機能として期待されています。

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そして、2021年6月22日にTwitterはスーパーフォローのテスト提供を開始しました。Twitterによると、スーパーフォローの価格は2.99ドル(約330円)・4.99ドル(約550円)・9.99ドル(約1100円)の3つから選択して設定可能とのこと。Twitterは「スーパーフォローを用いることで、フォロワーとの熱心な関係を築くことができます」とアピールしています。





なお、TwitterのQ&Aページによるとスーパーフォロー機能でコンテンツを配信するためには「18歳以上」「1万人以上のフォロワーを有する」「過去30日間に25回以上ツイートした」といった条件を満たす必要があるとのことです。



◆Ticketed Spaces

Twitterは、Twitter版Clubhouseとも呼ばれるリアルタイム音声チャット機能「スペース」を提供しており、2020年12月にiOS向けのベータ版が公開され、2021年2月にはAndroid、2021年5月にはウェブブラウザでの利用が可能になっています。

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今回Twitterが発表したTicketed Spacesはスペースに有料のチケット制を導入する機能で、チケットの価格はスペースの主催者が1〜999ドル(約110円〜11万円)の範囲で自由に決定できます。



また、従来のスペースではリスナーの人数を制限することは不可能でしたが、Ticketed Spacesではリスナーの参加人数を5人もしくは100人に設定できるとのこと。また、スペースの配信開始をプッシュ通知やアプリ内通知で伝える機能も実装されました。





◆手数料と収益

スーパーフォローやTicketed Spacesを利用するユーザーは、累計収益が5万ドル(約550万円)に達するまでは、アプリ配布プラットフォームによる手数料を除いた売上の97%を収益として獲得できます。また、累計収益が5万ドルを突破すると最大20%まで手数料が上がるとのことです。

◆テスト対象

スーパーフォローはiOSのみ、Ticketed SpacesはiOSとAndroidに向けてテスト提供を行っています。なお、記事作成時点ではいずれについてもテスト提供はアメリカでのみ実施中です。