Xperia 1と無印Galaxy Note10仕様比較、甲乙つけがたいスペック



先日サムスンが開催した「Galaxy Unpacked (2019)」において、Galaxy Note10/Galaxy Note10+が正式に発表されました。Galaxy Noteは、その年に発売されるプレミアムモデルの扱いとなっており、Galaxy Note10/Galaxy Note10+も2019年の集大成といえる完成度の高さです。

世代を重ねるごとにその勢いが増し、さらにはGalaxy Harajukuをオープンさせるなど、今後Samsungは日本市場に力を入れていく状況の中、国内で不動の人気があるのがXperia

SONYらしさを全面に押した出したXperia 1は国内でも順調な売れ行きを示しています。だからこそ、悩ましいのがXperia 1とGalaxy Note10のどちらがいい機種なのか。この記事では、Xperia 1とGalaxy Note10の仕様比較をしてみたいと思います。

基本仕様の比較。

まず基本仕様を比較すると以下のようになります。


Xperia 1は4K1K、Galaxy Note10はフルHD+解像度となる

Xperia 1はMWC2019で正式発表された機種であるのに対して、Galaxy Note10は先日発表されたばかりです。Xperia 1のほうが半期早く発売されていますが、プロセッサは同等。なお、RAMやストレージ容量はGalaxy Note10に軍配が上がります。

解像度はXperia 1に軍配

Xperia 1と言えば、世界初の4K OLED HDRを搭載した機種として話題になり、さらにアスペクト比21:9を採用した初めての機種になります。ディスプレイはXperia 1にとって特徴の一つとも言えます。


▲左が無印Galaxy Note10、右がXperia 1。Xperia 1のほうが画面のアスペクト比が縦長で、横幅を抑えながらも大画面を実現している

アスペクト比21:9に対応しているコンテンツがまだまだ少ないことからも、現時点ではアスペクト比21:9に対応したメリットをそこまで感じることはできないかもしれません。ただ、WEBページやSNSを見る際には、超縦長のXperia 1のディスプレイが威力を発揮します。

Galaxy Note10では、より表現力が高くなったDynamic AMOLEDを採用していますが、その表示解像度はFHD+です。実機で見分けられるのかはわかりませんが、スペック上はXperia 1に軍配が上がります。

カメラにも尖ったSONYらしさを。

Xperia 1もGalaxy Note10も両方ともトリプルカメラですが、Galaxy Note10にはない面白さがXperia 1にはあります。


Xperia 1もGalaxy Note10も「広角」「標準」「望遠」のトリプルカメラを搭載する

その面白さの一つが瞳AFに対応したことです。被写体は人間のみと動物には対応していませんが、瞳にフォーカスが合うか合わないかだけでも、写真の完成度が大きく異なります。

動きが早いシーンや、子どもの写真撮影など、シャッターチャンスが難しいシーンこそ、その威力を発揮します。そしてもう一つは専用アプリであるCinema Proの搭載です。ユーザー好みのカスタマイズで撮影することはもちろん、映画のワンシーンのような撮影をすることも可能です。

どちらもトリプルカメラ搭載

Xperiaはよく周回遅れのスペックを搭載していると散々批判されてきましたが、「Xperia 1」と「Galaxy Note10」は甲乙つけづらいスペックだと感じます。Galaxy Note10には、より大画面な「Galaxy Note10+」も発売される予定で、そちらを選択肢に加えてみてもいいでしょう。