アサヒが新設した研究子会社の役割と強み
酵母や乳酸菌の素材をベースにした基礎研究の強みを持つ。すでにビール酵母の細胞壁を活用した農業用資材を開発した成果のように、素材の細分化を進めて、新たな機能性素材の開発を急ぐ。
オープンイノベーションによるベンチャーとの連携も強化する。コーヒー粕を有償化するような技術や、人工知能(AI)、家庭で醸造可能な技術などを持つ企業と新たな視野でビジネスシーズを模索する。
また、グループ内で休眠状態の技術については再活用の道を検討する。「例えば血液粘度計は医療ではユニークな技術だが、グループ企業で活用ができない。外部への転用で可能性が開ける」(佐見社長)という。他にも休眠技術があり、外販や協業の方策を検討する。
AQIはグループ各事業会社の研究開発部門が集積するアサヒグループ研究開発センター(同守谷市)の全体運営も担っている。
