立命館大が高齢者の健康支援でICT人材育成
健康管理や医療に役立つ製品の開発や情報処理など理系の研究をもとに開発を行い、心理学や経済学など文系の研究と組み合わせ、実社会へ浸透させる。
留学生が半数を占めて外国人の研究者も多い、系列校の立命館アジア太平洋大学とも連携し、アジアを中心に海外での展開も視野に入れる。
また、人材育成や製品開発などで企業や行政などから専門の講師を招くなどして、社会とのつながりを重視。柔軟性やコミュニケーション力の育成にも力を入れ、学外でも求められる人材を育成し、博士課程修了後の就職率向上を目指す。
キーワード「卓越大学院」
Q 卓越大学院プログラムではどのような人材を育成するのか。
A 学術の教員だけが研究指導して育てる伝統的な博士人材は、幅の狭さが欠点とされる。今回は国際的に活躍する“知のプロフェッショナル”の高度専門人材を育てる。特に産業界でイノベーションを創出できる人材を大学が輩出し、就職先の多様化を進める狙いもある。
Q 同様の事業は1大学の特定テーマで行われていたのでは。
A 進行中のいわゆる「リーディング大学院」事業などがそうだ。対して卓越大学院では複数の大学や研究機関、企業、海外機関などとの連携が必須だ。企業は価値ある大学に大きな資金を出す状況になっており、別の産学連携事業と連動させたプランも出てくる見込みだ。産学連携の研究と教育がつながる点は新しい。
Q 事業規模は。
A 初年度となる2018年度の政府予算案では56億円、約10件を支援する予定だ。近く公募要領が公表される。採択のハードルはかなり高い。従来と異なる革新的な内容で、具体的な見通しが付いていないと難しそうだ。
