Googleストリートビュー「頑張りすぎて」“牛の顔”にモザイクを入れる(http://www.abc.net.au)

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ご存知の通り「Googleストリートビュー」では、プライバシー保護のため人間の顔や車のナンバープレートを認識すると自動的にモザイク処理が施される仕様となっている。しかし、ときにはシステムが“頑張りすぎて”しまうこともあるのだろうか? このたびイギリスでのんびりと草を食べる1頭の牛の顔にモザイクがかけられていることが判明し、SNSで話題となっている。

今月12日、「Googleが牛のプライバシーをしっかり尊重しているよ。すごいじゃないか!」と、Twitterに1枚の牛の写真が投稿された。川沿いで草を食べる2頭の牛のうち1頭の顔になんとモザイクがかかっている。

写真は英メディア『Guardian』のデイヴィッド・シャリーアトマダーリー氏(David Shariatmadari)が発見しTwitterに投稿したもので、英東部ケンブリッジ・コーフェン(Coe Fen)を流れるケム川沿いで昨夏撮影されたものだそうだ。

これを受けたリツイートは1万件を超えており、「なぜ1頭だけなんだ。2頭ともたいして変わらないじゃないか。この1頭は特別なのか」「牛もきちんとした洋服を着るべきだよ。顔にモザイクが入っても恥ずかしくないようにね」「牛もたいしたもんだ」などと冗談を交えたコメントであふれている。さらに「いいね」は1万4千件以上に上っている。

本件について、Googleのスポークスマンは『BBC』のインタビューにユーモアたっぷりに次のようなコメントを残している。

「最初にこのニュースを聞いたときは冗談かと思いました。全ては自動で処理されるのですが、今回はちょっと頑張りすぎてしまったようですね。でもこの牛がこうして騒がれるのも今だけでしょうから。牛をうらやましいなんて思いませんね。」

Googleは2008年からプライバシー保護のため人間の顔にモザイク処理を施しているが、2015年10月には茨城県の牛久大仏像にもモザイクがかかっているのがTwitterに投稿されて話題となった。天下のGoogle社のシステムも時として完璧とはいかないらしい。

出典:http://www.abc.net.au
(TechinsightJapan編集部 A.C.)