身の毛もよだつ凄惨な殺人事件。私たちはその事件のニュースを見るとき、殺人者の異常性や特異性に目が行きがちだ。そしてこう思う。「なぜ、そんな殺人鬼が生まれたのか」。『日本殺人巡礼』(亜紀書房)は、10年以上にわたり大事件の現場や周辺人物に取材し、彼らの生まれる背景を追った一冊だ。著者の八木澤高明氏に、取材から見えてきたものを聞いた。(取材・文/有井太郎、編集協力/プレスラボ)殺人者と私たちの「境界線」