『長生きしやすい』と言われる猫種4選 他の種類とは何が違うの?長寿のために必要なこととは
長生きしやすいと言われる猫種4選
猫の種類によっても、平均寿命には差があります。どのような猫が長生きしやすいのでしょうか。
1.日本猫
長生きをする猫の代表が和猫とも呼ばれる日本猫です。短毛で、三毛や茶トラ、キジトラ、ブチなど模様のバリエーションが豊富なおなじみの猫ですね。日本ではよく見かける猫ですが、日本猫という猫種ではなく、雑種になります。
ただ、厳密には、現在の日本猫は日本古来からの和猫ではなく、ほとんどが海外から持ち込まれた猫との交配が繰り返された結果に生まれた猫とのことです。
日本猫には多くの血統が混ざり合っているため、遺伝性疾患のリスクが低いと言われています。また、日本猫は適応力があり、生命力も強いそうです。
2.ラグドール
純血種で特に大型の猫は比較的寿命が短い傾向にありますが、ラグドールは遺伝性疾患が比較的少なく、長生きと言われています。
成長がゆっくりで、一般的な猫が1年で成猫になるのに対し、2~3年ほどかけておとなになることも、長寿の要因なのかもしれません。
性格的にも穏やかでストレスに強いことから、病気のリスクが低く長生きできるとも言われています。
3.シャム
純血種の猫は遺伝性の病気のリスクが高い傾向にありますが、シャムは遺伝性疾患が比較的出にくい猫とされています。筋肉質でスリムな体型をしており、代謝がよいことも長生きにつながっていると言われます。
人懐こい性格で飼い主さんとのコミュニケーションを好むため、長時間のお留守番は苦手です。ひとりで過ごすことがストレスになることもあり、注意が必要です。
4.ペルシャ
ペルシャも純血種の中では比較的遺伝性疾患のリスクが低い猫種です。他の猫種と比べるとやや成長がゆっくりで、1年半ほどかけて成猫になります。それも長生きが多い要因なのかもしれません。
また、性格もおおらかでストレスをためにくいと言われています。ただ、長毛種なので、健康を維持するためにはブラッシングなどのケアが欠かせません。夏は、熱中症にも気をつける必要があります。
猫に長生きしてもらうために必要なこと
愛猫にいつまでも元気でいてもらうための秘訣は、環境の整った室内で飼うことと食事管理です。猫が外に行くとどうしても感染症にかかりやすくなったり、事故に遭うこともあります。そのため、完全室内飼いが推奨されているのです。
しかし、ただ室内で飼えばいいというものではありません。行動が制限される室内のみの生活ではストレスを抱えたり運動不足になりやすくなってしまいます。猫が運動できるスペースを確保したり、飼い主さんがおもちゃで遊んであげることも必要です。爪とぎを設置したり、トイレを清潔に保つことも猫のための環境作りには欠かせません。
環境の他にもうひとつ重要なのが食事です。猫の食事は栄養バランスを考えて与えましょう。年齢や体質に合った質の良い総合栄養食を与えるのが理想です。新鮮な水も、いつでも飲めるようにしておきましょう。
フードやおやつの与え過ぎによるカロリーオーバーにも注意が必要です。また、人間の食べ物は与えないでください。人間の食べ物の中には猫が中毒を起こす物があるからです。塩分の摂り過ぎで腎臓に負担をかけてしまうこともあります。
まとめ
遺伝性疾患のリスクが低く、性格が穏やかな猫は長寿の傾向にあることがわかりました。大切な愛猫には、いつまでも元気で長生きしてほしいですね。
長寿といわれている猫種であっても、お世話の仕方によっては病気やケガのリスクを高めてしまうことがあります。猫が過ごしやすい環境を整え、食事にも気をつけることが大切です。スキンシップを兼ねて日々の健康チェックも欠かさないようにしましょう。
(獣医師監修:葛野宗)
