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 東京ドームで開催された「サントリードリームマッチ 2026」出場のため来日した阪神OBのランディ・バース氏(72)が27日、リーグ3冠王を目指す阪神・佐藤輝明内野手(27)へ“神エール”を送った。

 「一試合一試合、一打席一打席に集中して、何が起こっても自分のペースで試合をやることだ。(阪神で)6年やっているけど、凄くよくやっている。3冠王を期待している」

 ちょうど40年ぶりの金字塔へひた走る後輩スラッガーへ、猛虎のレジェンドが熱い言葉を授けた。自身が獲得した85、86年以来、球団2人目のトリプルクラウンについて「チャンスはある」と断言。31日ヤクルト戦(神宮)から始まる後半戦52試合へ、己の経験談も交えながら強く背中を押した。

 同じ3月13日生まれのスラッガーのことは、遠い米国からもずっと気にかけていた。それは森下に対しても同じ。「ライトの選手も凄くいい、誰だっけ、森下だ!森下が24本、佐藤が22本打っていて、凄くいいと思う」。同じチームにタイトルを争う選手がいることは、多大なる相乗効果を生む。バース氏にとってのライバルは掛布雅之氏だった。85年はバース氏が54発、掛布氏が40発で豪快に打ち合った。佐藤輝と森下のコンビにも、その再現を託した。

 「グレート・アドバンテージ!私と掛布さんがそうだったように、佐藤選手と森下選手がいることはグレート。お互いに競ってホームランを打てることは素晴らしい!」

 悲願のリーグ連覇を期す虎にも「今年は勝ち方を知っているはず。自信を持ってやってくれればいい」と語った。2年連続3冠王を擁しても成し遂げられなかった2リーグ制以降では球団初の偉業。佐藤輝が先頭に立ち、必ず重い扉を開いてくれる――。史上最強の助っ人の柔和な顔には、そう書いてあった。(八木 勇磨)