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 ◇セ・リーグ 阪神5―6中日(2026年7月15日 バンテリンドーム)

 阪神・今朝丸のプロ初先発はホロ苦に終わった。4回6安打4失点。序盤3回までに味方打線が2点を援護も、リードを死守できずにマウンドを去った。

 「4回で(マウンドを)降りてしまったというところは、まだまだ力不足だなと思います」

 1点優勢で迎えた4回に捕まった。1死一塁から福永に右中間への適時二塁打を許して同点。続くボスラーにはフルカウントから抜けたフォークボールを強振された。痛烈な一打は右翼の「ホームランウイング」席に飛び込む勝ち越しの決勝2ランを献上。「やっぱりボスラー選手のホームランが一番、悔しい1球というか。1軍と、ファームの間でも力の差があるなと感じました」。降板後はベンチで歯を食いしばってグラウンドを見つめた。  

 マウンドへと送り出した藤川監督も高卒2年目が悔やんだ1球について言及した。「(今夜は)寝られないでしょうね。自信もあったんだろうけど、カウント不利で変化球を抜いて投げたら、このレベルでは当然スタンドに持っていかれる。その1球というのが、チームの勝ち負けを握りますから」。1軍と2軍の間にある大きな壁。そこにぶち当たった20歳右腕に対して、さらなるスケールアップを求めた。

 「これをいい経験として、もう一回大きくなっていくために。努力をたくさんしてもらいたいですね」

 悔しい結果ばかりではない。収穫もあった。初回は先頭・岡林から空振り三振を奪うなど無失点。3回には1死一、三塁でサノーを二ゴロ併殺に斬った。「ゾーンで攻めて、ファウルを取れたところもあった」。1軍では3度目の登板にして初先発。それでも逃げずにストライクゾーン内で勝負を挑んだ。「もう全体的に、スキルアップをしていきたいです」。現実と厳しさを知った虎のホープ。この経験を、必ず後につなげる。(松本 航亮)