自信マンマン(麻生副総裁と高市首相)/(C)日刊ゲンダイ

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【永田町番外地】#84

女性皇族“軽視”の「皇室典範改正案」閣議決定 大炎上の中曽根弘文氏「愛子さま発言」に油をそそぐ

 国会も最終盤。衆院の森英介議長は与野党の幹部を集め、「皇室典範」改正案の成立を最優先にしてほしいと伝えた。

 消費税減税や物価・円安対策でなく、国民生活のきょう明日に何の影響もない皇室典範を最優先する理由は何なのか。

 言うまでもなく、森議長の背後には「皇室典範」改正をゴリ押しする自民党の麻生太郎副総裁がいる。そしてその背後に見え隠れするのが上皇后美智子さまというのは関係者の一致した見方だ。

「自民党や保守層の意に反して、どの世論調査でも愛子天皇への期待が高い。その芽を早く摘んでしまわないと大変なことになるという思いでしょう。麻生さんももう85歳。自分が元気なうちにというのも理由でしょうね」(野党関係者)

 付け加えるならば昨秋、今回の法改正を先取りするように麻生氏の実妹である三笠宮信子親王妃が新たな宮家を創設し、さらに長女・彬子さまが三笠宮家の当主に納まった。改正案にあるように、その女性皇族が旧宮家の男系男子を養子に迎え入れ、その養子が将来結婚して生まれてくる男子に皇位継承が認められることになれば、麻生家の女系の血筋が天皇皇統の一角を占めることにもつながるのである。

 いずれ麻生系天皇の誕生もあり得る?

「美智子さまはソリが合わない雅子皇后の娘である愛子さまが悠仁さまの皇位継承を脅かすのが許せなかっただけですが、麻生さんは結果的には天皇家の皇位継承に大きな役割を担うようになった。そう疑われても仕方ありません。同床異夢の上皇后は利用されているのかもしれませんね」(皇室ジャーナリスト)

 それにしても、麻生氏をはじめとする何が何でも男系男子皇統派の時代錯誤の主張には恐れ入る。

「古代神話時代の天皇像にこだわって、人権に重きを置く現行憲法下で皇室典範をいじろうとするから、すっとんきょうな法案になる。大事なことは男女の性別ではなく戦後3代にわたり引き継がれてきた日本国統合の象徴としての天皇像をどう後世に引き継ぐかでしょう。今上天皇がもっとも腐心されているところでもありますが、それを一顧だにせず、雅子皇后と愛子さまの人格人権を踏みにじるような男系男子皇統派の暴言の数々に今上天皇がお怒りなのは言うまでもありません。思い余って秋篠宮への生前譲位を言い出すこともあり得ますよ」(前出の皇室ジャーナリスト)

 平和憲法を体現する今上天皇と麻生氏ら男系男子皇統派との溝は深まるばかりだ。 (特命記者X)