スポニチ

写真拡大

 俳優の本木雅弘(60)が30日、都内で主演映画「黒牢城」(監督黒沢清)の大ヒット御礼舞台あいさつに出席した。

 密室と化した“黒牢城”を舞台に、城主・荒木村重(本木)とその妻・千代保(吉高由里子)、地下牢に囚われた天才軍師・黒田官兵衛(菅田将暉)らを取り巻く物語。19日に公開され、初の週末3日間で、19万6388人を動員。初週末興行ランキングでは、邦画1位のスタートを切っている。

 29日までの間で動員は約47万人。作品について本木は「この映画は、黒沢さんの映画に帯する美学と、底知れぬ愛情を確認する映画なんです。今後ともよろしくお願いいたします」と呼びかけていた。

 放送中のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」では、俳優でミュージシャンのトータス松本(59)が、村重を熱演。“殺さず”の信念を守る武将として描かれた映画とは違い、大河ドラマでは妻子らを捨てて逃げる卑怯者として表現された。

 黒沢監督は「これが良かったですよね。ネットでは卑怯者とされて、本木バージョンとは、全然違うんですけれども、この村重も良いんだよなぁ。これはこれで人間味がある」と評価した。

 映画では官兵衛、ドラマでは、竹中半兵衛を演じた菅田は「トータス松本さんから、本木さんの村重が素敵だったと連絡が来ました」と報告。本木は「クロスオーバーしたことが最大のプレゼントで、素敵なことでした。これはみんなあなたが仕組んだことでしょう」と“軍師”菅田を見つめてにやり。菅田は「いやいや」と謙そんしていた。

 国内では、7月10日から、「モノクロ特別版」の上映が決定。 同月31日から、米国、カナダ、フランス、韓国など世界30カ国以上で公開が決定している。