AFC U17アジア杯サウジアラビア2026に臨んでいるU-17日本代表は5月5日の初戦でU-17カタール代表に3-1と逆転勝利。9日に行われるU-17中国代表との第2戦に向け、ジェッダ市内でのトレーニングを続けている。

 7日の練習には登録23名全員が参加し、ゲーム形式の練習などで精力的に汗を流した。負傷からの復帰途上でメンバー入りしたMF長南開史(柏)も元気な姿を見せ、45分だけプレーした第1戦に続き、着実な仕上がりを見せている。

 長南は今年3月に負傷離脱しており、U-17日本代表に招集できるギリギリのタイミングでの復帰となっていた。出発直前の国内合宿ではまだ実戦復帰せずに別メニューでの調整となっており、エジプトで行われた事前キャンプから実戦復帰。直前のトレーニングマッチで「本当に久しぶりの試合」(長南)を体感したばかりだった。

「順調には来ていますし、結構(コンディションも)上がってはきています。練習試合ではあんまり手応えがなくて、あまり上がっていない感覚だったんですけど、初戦までに結構上げられていました」(長南)

 迎えたカタールとの第1戦では後半開始からピッチに立った。「公式戦は今年初めて」という状態だったために緊張もあったようだが、「流れを変えることを意識していたし、実際に流れを変えられたのかなと思う」と手応えも感じる内容となった。

 前半は外から観ていて「(日本代表としての)公式戦が初めての試合という人が多かったのもあって硬かったですし、普段通りのプレーができていない印象」だったという長南。ただ、「相手のサイドの選手の(守備の)対応が良くないなと思っていたし、そこを突いていこうと思って、一発目から背後を取れたのが良かったと思います」と振り返った。

 次の相手の中国については「サイドに仕掛けられる選手がいるし、特長のある選手が多い」と警戒を深めつつ、「やっぱりトップでやっていこうと思ったら負けてられないと思うし、自分を試せる良い機会なので、燃えています」と意欲を隠さない。

 守備の1対1などで魅せるのはもちろん、攻撃でも存在感を発揮したい考えだ。

「ゴールもアシストもそうだし、やっぱりハイライトに乗るようなプレーを見せていきたい」

 前回大会も知る経験豊富な太陽王子が、U-17日本代表の翼となって輝けるか。まずはグループステージ突破に向け、一つの注目点となりそうだ。


(取材・文 川端暁彦)