脳科学者の茂木健一郎氏が、自身のYouTubeチャンネル「茂木健一郎の脳の教養チャンネル」で「田中角栄の南北アメリカ改造計画(笑)」と題した動画を公開。田中角栄元首相になりきり、現代のアメリカの政治状況を自身の「日本列島改造計画」になぞらえて語る、異色のコメディを披露した。

動画は、茂木氏が「今アメリカ政府の顧問をしている」という設定の田中角栄氏として登場するところから始まる。まず、ベネズエラの豊富な石油資源やキューバのエネルギー危機に触れ、「石油精製基地を立て直して、ちゃんと石油を出せるようになれば、アメリカも儲かりますけどもちろん、ベネズエラの方々も儲かりますから」と持論を展開した。

さらに、自身は「トランプ政権で閣僚として頑張ってますから」と述べ、デンマーク領であるグリーンランドを「アメリカのものにして」開発を進める「グリーンランド改造計画」なる構想を披露。その上で、トランプ元大統領を「不動産王」と評し、自身がかつて推進した「日本列島改造計画」を引き合いに出して「私と気概が合う」と共通点を語った。

茂木氏がなりきった田中角栄氏は、新潟に新幹線を通したり、山を削って海を埋め立てたりした過去の計画を振り返り、「あの頃の日本は元気でしたよ」と述懐。トランプ氏や共和党のルビオ上院議員らの動きは、自身が元気だった頃の「日本列島改造計画」と同じような「アメリカ大陸改造計画」のようだとし、「私はとても嬉しく思います」と“田中角栄”としての視点で締めくくった。

脳科学者としての顔とは異なる、コメディアンとしての一面を存分に発揮した今回の動画。歴史上の人物の視点を借りて現代社会をユニークに切り取る、茂木氏ならではの風刺の効いた内容となっている。

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