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中古戸建てを検討している方にとって不具合は一番の不安。そこで頼りになるのが ホームインスペクション(住宅診断) です。実際に現場でよく見つかる不具合と、買主・売主それぞれにとってのメリットを、株式会社さくら事務所のホームインスペクターの黒沼さんが解説します。

■1.雨染み跡
最もよく見つかるのが天井や壁の雨染み。単なる見た目の問題ではなく、雨漏りによって木材が湿気を含み続けると、カビや腐朽が進み、構造に影響を与える可能性があります。柱や梁が腐れば耐震性に直結するリスクも。購入前に雨染みの有無は必ずチェックしておきたいポイントです。

■2.外壁に貫通している部分
サッシ周りや配管の貫通部分などは、雨漏りが起こりやすい典型的な箇所。外壁を貫く部分のシーリング劣化や施工不良があると、見えないところから水が侵入し、室内に雨漏り被害をもたらします。シミ跡がなくても、外壁のこうした部分は重点的に確認が必要です。

■3.外壁・基礎のひび割れ
築年数が進むと避けられない劣化のひとつ。10年以上経過した建物では外壁や基礎にクラック(ひび割れ)が入っていることが多く見られます。小さなクラックなら補修で対応できますが、基礎と外壁が同じラインで大きく割れている場合は不同沈下の可能性も。専門家に見極めてもらうことが安心につながります。

■4.床や壁の傾き
「なんとなく傾いている気がする…」という違和感。実際に測ってみると、部分的に沈下している場合もあります。
家具があると正確な測定が難しいため、契約前の診断や、引き渡し直前の空室状態での診断がおすすめです。

■5.床下排水管の不具合
床下の排水管に逆勾配があると、水が流れず詰まりやすくなり、臭いや漏水の原因に。
金物の固定不足や緩みもよく見られます。配管の締め直しや再勾配などで修繕可能ですが、放置は禁物です。

【まとめ】
ホームインスペクションで見つかる不具合の多くは、事前に把握していれば修繕やリフォームで解決できるものばかり。むしろ「購入後のトラブルを防ぐ安心材料」になります。株式会社さくら事務所のデータでも、診断を受けた方の約9割は購入に進んでおり、売主側からも「事前に分かってよかった」と感謝されるケースが増えています。
中古戸建てを購入する際は、不具合の有無を確認するだけでなく「どの程度の修繕で安心できるか」を知ることが大切です。専門家によるホームインスペクションを上手に活用し、後悔のない住まい選びにつなげましょう。

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