YouTubeチャンネルで公開された動画「生きがいをもって生み出されたものが、人々によろこびを与える」で、脳科学者の茂木健一郎さんが、クリエイターの“生きがい”について熱く語った。茂木さんは、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で宮崎駿監督にインタビューした際のエピソードを振り返りながら、制作現場の裏側に迫った。

「宮崎さんの絵コンテを描く姿を見て、本当に生きがいを感じていらっしゃると実感しました。めんどくさいなと言いつつも、何百枚、何千枚も描き上げるその姿に、収入やアカデミー賞のためではない“喜び”があるんです」と語る茂木さん。こうした“お金や賞ではなく、真剣にものづくりへ打ち込む姿勢”こそが、人々に本物の感動を届ける原動力になると続ける。

また、アニメプロデューサーの鈴木敏夫さんについては「プロデューサーとして興行収入やアカデミー賞を考えるのは当然の仕事ですが、宮崎さんご本人はあくまで生きがいに突き動かされて絵コンテを描いています」と“ものづくり”と“ビジネス”のバランスに言及。生き甲斐を持つ製作者が作品に込めた情熱が、まっくろくろすけやトトロ、猫バスなど「人々に大きな喜びを与える」理由だと断言した。

茂木さんはさらに、ポケモンやスーパーマリオブラザーズなど日本を代表するヒット作にも言及。「それらの作品だって、作り手は最初からお金儲けを目指していたのではなく、子供時代の夢や生きがいを作品に表現したかっただけなんです。だからこそ世界で愛される」と分析。「結局一番いいものは、作る人が生きがいを感じてできるもので、それは受け手にも必ず伝わる」と、作り手の情熱の重要性を強調した。

動画の締めくくりとして茂木さんは「生きがいを持った作り手の生み出すものが、また受け手にも生きがいを与える」とし、ものづくりに関わるすべての人に向けてエールを送った。

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